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話題の北京五輪マスコット 人気爆発は予想外だった? 現地では“生みの親”もコメント
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広州の芸術大学チームが考案 人気ぶりは予想を超えた?
そんなビンドゥンドゥンの“生みの親”は、複数メンバーで構成されたデザインチーム。チームをまとめた広州美術学院視覚芸術設計学院の院長で教授の曹雪さんは「浙江衛視」(浙江省のテレビ局)の取材に対して、イメージを作ったキーワードは「暖かさ」と「やわらかさ」だったと明かしています。
そして、体を覆う氷のイメージは冬名物の伝統菓子「ビンタンフールー」からとも。これは竹串に刺した果物に飴をかけたもので、主にサンザシが使われます。また名前については、専門家が「ビンドゥンアール」(「アール」は中国語のアール化音)というアイデアを出しましたが、「海外の友人たちがうまく呼べるか」も考慮して現在の名前に決定。そうして世に出てからの人気ぶりは、チームの予想を超えているそうです。
曹さんは「捜狐」の記事でも、制作背景などを語っています。多数の応募作品から選出された後は「第三者からの言及を除いて自ら発言すべきではない」と告げたそう。若い学生たちが大きすぎる成功からキャリアを始めることは「あまり良くないだろう」との考えによるものです。
中国をはじめとする中華圏は4日に春節(旧正月)を迎えたばかり。「人民日報」の報道によると、北京五輪のスポークスパーソンは6日の定例会見で、グッズ入手困難の状況を重要視している事実を明かしました。春節休暇のため一部製造工場の労働者たちは帰省していますが、現在は供給を増やすため調整を続けているそうです。
寒さとコロナ禍の中、緊張を途切れさせずベストを尽くしている選手たち。彼らに癒やしを与えるビンドゥンドゥンの活躍も、閉会まで見逃せないものになるでしょう。
(Hint-Pot編集部)