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盲導犬候補の子犬を預かるボランティア 始めた一家の奮闘記 子どもたちは急成長?

著者:和栗 恵

パピーを委託された当日の古澤さんご一家【写真提供:日本盲導犬協会】
パピーを委託された当日の古澤さんご一家【写真提供:日本盲導犬協会】

 1月15日、関東で暮らす古澤さん一家の元に、日本盲導犬協会の日本盲導犬総合センター「盲導犬の里 富士ハーネス」から盲導犬候補のパピー(子犬)がやってきました。一家が挑むのは、約10か月にわたるボランティア「パピーウォーカー」。パピーは生後2か月から1歳頃まで、パピーウォーカーの家族とともにいろいろな場所に出かけ、人間と生活する喜びを経験します。人間社会でさまざまな経験をする中で、人間に対する親しみと信頼感が築かれ、社会や家庭の中で暮らすためのルールを学んでいきます。

 こうしたパピーウォーカーの元で暮らす日々は、盲導犬候補のパピーたちにとって将来視覚に障害のある方との生活がスムーズに送れるようになる重要な期間です。パピーにとっては愛情に触れられる楽しい日々ですが、迎え入れる側は楽しいことばかりでもありません。今回初めてパピーウォーカーに挑戦する古澤さん一家、ママの真由美さんにそのお迎えから10日間を振り返っていただきました。

◇ ◇ ◇

子どもたちの強い願いがパピーウォーカーとなるきっかけに

 2021年11月23日に誕生したラブラドールレトリーバーのパピーを、我が家でお預かりすることになりました。「ジェニー」と名付けられた彼女はとても愛らしく、まだ我が家に来て10日ほどではありますが、家族の一員になりつつあります。

 パピーウォーカーの申し込みをしたきっかけは、子どもたちの「ペットを飼いたい」という強い思いが発端です。子どもたちは小学校6年生の長女と3年生の次女、1年生の長男の3人。もう何年も前から「犬か猫が飼いたい」と言っていて、ここ数年はサンタさんへのお願いにまで「犬が欲しい」と書くほどでした。

 でも、パパは猛反対。「生き物を飼うことは、そんなに簡単なことじゃない」と、子どもたちの願いを退けていたのです。

 それでも子どもたちは諦めることなく、犬や猫について検索したり、お休みの日にはペットショップへ遊びに出かけたり。そうこうするうちに、私自身の中にも漠然と「飼うなら大型犬を飼ってみたい。ゴールデンレトリーバーかラブラドールレトリーバーがいいかな」なんて思いが浮かんできました。

 犬について検索をしていたある日、目に入ったのは「盲導犬」というキーワード。そして、盲導犬候補のパピーを預かるパピーウォーカーというボランティアがあることを知りました。さらに掘り下げて調べるうちに「これなら我が家でもできるのでは?」と思い、子どもたちと相談。パパがなかなか首を縦に振ってくれなかったので、何度も何度も時間をかけて話し合いを繰り返し、2020年7月にようやくボランティアの申し込みをしました。

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