どうぶつ
列車をせき止める“巨大なねこ” 迫りくる肉球映像に8.2万人驚愕 「ニャジラ現る」
公開日: / 更新日:
リアルな鉄道模型&ねこたちという異色の組み合わせで人気の「ジオラマ食堂」(大阪府大阪市)。店内では、駅舎や橋梁をすべて手作りした1/150スケールのジオラマを見ながら食事ができます。以前、看板ねこたちをお迎えするに至った経緯などをご紹介した際も大きな話題になりましたが、今回注目を集めたのは新メンバー。ぐんぐん走る列車の前に現れる“巨大ねこ”映像に登場しています。現在のお店などについて、オーナーの寺岡直樹さんに詳しいお話を伺いました。
◇ ◇ ◇
列車をじっと見ている巨大な人影ならぬ“ねこ影”が
「ジオラマ食堂」に設置されているジオラマは2種類。1970年代の地方主要駅や蒸気機関車を再現したメインのレイアウトと、その奥の部屋にあるのが国鉄時代末期の街並みをイメージした小さなレイアウトです。奥の部屋にはねこたちのケージもあり、ねこたちが自由に動き回ることもあります。
今回話題になった動画も、自由に振る舞うねこたちの姿を収めたものです。軽快な滑走音とともにリアルに作られた山間の線路を進む列車。車載カメラがとらえたその映像は、実に躍動感があります。しかし、その前方には列車をじっと見ている巨大な人影ならぬ“ねこ影”が……。それでも列車が果敢に前進すると、ぷくぷくのおはなでコツンとせき止められてしまいました。
そこで「これは大変」と列車はバックを試みます。するとにゅっと伸びてきた巨大な肉球が「待て!」と言わんばかりに列車をバシッ! しかもそのまま激しく肉球を突っ込んでくるという、パニック映画のワンシーンにも見える様子で動画は終了しました。
この映像が「この電車に乗りたいねこ好きの方はいますか?」とのメッセージとともにツイッターで公開されると、8.2万件もの“いいね”を集めました。また「いたらリツイート」の呼びかけに応じた数は2.1万件。どうやら乗車希望者が殺到しているようです。
また、リプライ(返信)にも「進撃の巨猫」「その日、人類は思い出した。ニャつらに支配されていた恐怖を……」という人気漫画「進撃の巨人」を想像した人の声や、「ねこによる進路妨害により安全確認中でございます」「ジオラマがリアルだから、『巨大ねこ』も現実的に見えます」「ニャジラ現る」と衝撃を伝えるコメントが。さらには「運転席から見える一番前の車両に乗りたいです」という強者も出現していました。
この反響を受けて、同店は「乗車希望が多かったので。ぜひご乗車下さい」と別バージョンの動画も公開。こちらでもまどろみの表情を見せつつ、前足だけを素早く動かして列車を“襲う”ねこの姿が収められています。YouTubeで公開されているフルバージョンでは、和やかなBGMの効果もあって平和ムードあふれる映像に仕上がっていますよ。