北京五輪フィギュアスケート男子シングルで五輪3連覇の大偉業を狙った羽生結弦選手（ANA）。果敢な挑戦の結果は4位入賞という形となりましたが、14日に行われた記者会見では真摯に質問に答える姿が多くの人に再び感動を与えました。「Hint-Pot スポーツSNS調査隊」は今回、そんな羽生選手に大きな影響を受けたというスケーターに注目。ロシアオリンピック委員会（ROC）所属として男子シングルに出場した、マルク・コンドラチュク選手が自身のインスタグラムに羽生選手とのツーショット写真を公開し、世界から大きな反響を呼んでいます。

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欧州王者のコンドラチュク選手が羽生選手を称賛　「史上最高のスケーター」

　10日のフリーで、誰も成功したことがないクワッドアクセル（4回転半ジャンプ）に挑んだ羽生選手。惜しくも転倒したものの、公式では世界で初めて認定され、フィギュア界の歴史に新たな1ページを刻みました。14日に行われた会見では直前の練習で右足首を負傷していたことを告白。ありのままを素直に話した姿は、世界のメディアやファンから大きな称賛を受けました。

　羽生選手に影響を受けているのは選手も同じ。羽生選手が最初の金メダルを獲得した2014年ソチ五輪での演技を見て、五輪を目指すようになったという選手も少なくありませんでした。その中の一人がコンドラチュク選手。昨年末のロシア選手権で優勝し、1月の欧州選手権でも優勝した18歳の新鋭です。

　フリーの激闘から3日後の13日、練習場に向かったコンドラチュク選手。そのリンクには羽生選手の姿がありました。そこでツーショットでの写真撮影をお願いすると、羽生選手は快諾。コンドラチュク選手はその写真を自身のインスタグラムで公開しました。

　添えられた言葉は「五輪2連覇のレジェンド　そして史上最高のフィギュアスケーターと」。笑顔にやや硬さが見られるコンドラチュク選手に対し、羽生選手は自然体で笑顔を見せています。2人揃ってピースサインをする姿には、スケーター同士の絆も感じますね。

　この写真が公開されると、わずか1日で8万件の“いいね”が集まりました。海外のファンからは「神様、やってくれましたね」「美しい2人」「私の心を癒やしてくれるショット」「私たちをメロメロにしないで」といった喜びのコメントが殺到しました。また、「羽生選手、あなたはスケート界の誇りだ」「マルクをよろしく」など、羽生選手を称えるメッセージも多数届いています。さらに、「本当にうらやましい」「私もそこにいたかった」と羨望の声もありました。