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どっちのキャベツがおいしい? プロが勧める理由に14万人納得「知らなかった」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

紫色の部分が目立つキャベツは敬遠されがちですが……【写真提供:青髪のテツ|野菜のプロ(@tetsublogorg)さん】
紫色の部分が目立つキャベツは敬遠されがちですが……【写真提供:青髪のテツ|野菜のプロ(@tetsublogorg)さん】

 お手頃価格でありながらたくさんの栄養が含まれ、食卓の味方となっているキャベツ。クセがないので、煮る、炒める、茹でる、蒸す、生食などさまざまな調理法に適し、洋風、和風、中華など、多様な味付けが楽しめる人気の野菜です。せっかく食べるなら、できるだけ栄養豊富でおいしそうなものを選びたいところ。それには“野菜のプロ”が教える、ある避けてはいけないポイントがあるようです。強調しているのは「紫を避けないでください」。これにはどんな理由があるのでしょうか。投稿者の青髪のテツ|野菜のプロ(@tetsublogorg)さんに詳しいお話を伺いました。

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選んでしまいがちな薄緑色のキャベツ 本当においしいのは…

 キャベツは店頭に一年中並んでおり、常備野菜としては欠かせません。現在は冬系キャベツ(寒玉)が主流ですが、暖かくなってくるこれからは春系キャベツ(春玉)が楽しめる季節です。他にも紫(レッド)キャベツや芽キャベツなど、その種類はさまざま。

 栄養面では、「キャベジン」の名称でおなじみのビタミンUは、胃酸の分泌作用の調整などに効果があるといわれています。また、カルシウム、カリウム、ビタミンCなど、豊富な栄養素が含まれています。

 そんなキャベツの“おいしいサイン”をご存じですか? 一玉が大きいこともあり、鮮度や日持ちするかを考え、見た目がきれいな薄緑色のものを選んでいるという人も多いと思います。しかし、青果店を10年続けているという青髪のテツさんによると、実はそうした薄緑のキャベツより、たまに見かける「紫色」に変色したようなキャベツの方が、甘くておいしいのだといいます。

「紫のものがあればガッツポーズしてカゴの中に入れましょう」

「八百屋からのお願い」と、ツイッターに投稿した青髪のテツさん。ツイートには「この時期のキャベツは 紫を避けないでください! 紫を避けないでください! 紫を避けないでください!」と同じ文言が3度繰り返し綴られています。

 その理由は、「紫は寒さに当たった証」だからなのだそう。キャベツは寒さから実を守るため、ポリフェノールの一種であるアントシアニンを生成。また、「キャベツは寒さに当たると中がよく詰まり甘くなります」と説明しています。

 変色しているのでは……? と敬遠しがちだった紫のキャベツ。しかし、青髪のテツさんは「なので紫のものがあれば心の中でガッツポーズをしてカゴに入れましょう」とおすすめしています。

 この強烈な投稿には、何と14万件を超える“いいね”が。リプライ(返信)にも「めっちゃ避けてたわ」「これは知らなかった」「見つけてガッツポーズした」という感謝のメッセージが寄せられました。

 また「買っていって家人に講釈垂れるところまで実行した」と新たな知識の習得を喜ぶ声や、「俺の紫キャベツがなくなっちゃう」とすでに知っていた人からは悲しむ(?)声も。身近な野菜だけに大きな反響を呼んでいます。