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出産後に夫への愛情が増えた人は3割以下 3月5日「産後ケアの日」に考える夫婦関係
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3月5日は「産後ケアの日」。日本製紙クレシア株式会社が立ち上げた「産後ケア」の日実行委員会によって2013年に制定されました。「出産を経験したすべての女性たちが産後トラブルから解放され、いつまでも内面から美しく、毎日がもっと楽しく、もっと心地よく過ごせるように」との願いが込められているそう。出産は人生の一大イベント。産後は心身が変化するだけでなく、パートナーとの関係にも大きな影響を及ぼします。そこで今回は、出産と夫婦関係の変化に関する興味深いアンケートをご紹介しましょう。
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愛情が「増加」した人は夫の協力に感謝
株式会社ベビーカレンダーは、2022年1月28日~2月3日に「産後、コロナ禍における夫婦関係の変化」に関するアンケートを実施しました。対象は20~60代の子育て中のママ1221人です。
「出産後、夫への愛情は何%変化しましたか?」との設問で最も多かった回答は、「変わらない」(41.0%)でした。次に「1~20%UP」(8.9%)、「41~60%DOWN」(8.7%)が続きました。UPとDOWNを問わず変化した人の割合は合計で56.9%に達しています。
【出産後、夫への愛情は何%変化しましたか?】
○増加(UP) 計26.4%
○変わらない 41.0%
○減少(DOWN) 計30.5%
○未回答 2.1%
「増加(UP)」と「変わらない」と回答した人の割合を合わせると、計67.4%が出産後も変わらぬ愛情またはさらに深い愛情を抱いていることに。そこで夫への愛情が「増加(UP)」と回答した人の声を見てみましょう。
【夫への愛情が「増加した」と回答した人のコメント】
「主人が2か月間育休を取り、家事や上の子の遊び相手など、率先してやってくれた」
「子どもの世話をしている姿が微笑ましく、私の負担を減らすため家事分担してくれ、産前より頼もしく感じる」
「産後イライラがひどかったが夫の気遣いの方が一枚上手だったので、その優しさを受け自分も冷静になれた」
積極的に家事や育児を行う夫に感謝する声が多く見られました。妻側の愛情UPには、主体的に父親としての責任を果たそうとする姿勢を示すことや、夫婦で協力していく体制作りが大切なようです。
一方、夫への愛情が「減少(DOWN)」と回答した人からは、以下のような声が。
【夫への愛情が「減少した」と回答した人のコメント】
「育児にあまり協力的ではなく、ワンオペ状態。労って欲しい!」
「夫が育休を取ってくれたのはいいが、家にいる時間が増えて家のことに口出すことが多くなってイライラしがち」
「(夫は)マイペースで、子どもが生まれる前の生活パターンを自分だけ維持しているのに嫌気が差したから」
非協力的な夫への不満を感じている人が多いようです。出産後の女性は心身ともに不安定になりがち。そうした状況を理解し、お互いに労わり合うことですれ違いを解消していきたいところです。