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街中で言いがかりトラブル スマートな対処法描いた漫画に2.4万人感心 「冷静対応」
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「今回も壁際に追い込まれて逃げることができなかった」
作者さんによると、実際に話しかけられた時は壁際に追い込まれていたため逃げられなかったそう。不測の事態に直面した際の心がけや冷静さの理由などについて、じっくりとお話を伺いました。
Q. 今回の漫画を描こうと思ったきっかけや理由を教えてください。
「漫画の通りに何とかかわしたものの、その後ちょっとモヤモヤしてしまったんです。すっきりしない感じがあって。でもこれは、男女問わず同じような経験をしている人がいる気もして……。そこで自分の体験談を残しておこうと思い描きました」
Q. 冷静に相手の行動分析をできたのはなぜでしょうか?
「これまでに男性の変質者にからまれることが何回かありました。僕自身、背が低くて童顔で狙われやすい見た目というのもあったかもしれませんが、その時の経験が今回に生きたのかなと思います。女性にからまれたのは初めてだったので、少し驚いてしまいましたが」
Q. これまでに似たような事例で、対応が難しかったケースはありますか?
「壁際まで追い込まれた時ですね。以前もあったのですが、今回も壁際に追い込まれて逃げることができなかったです。何気なく無視して逃げることができなくなると、どうしても話さなければならないので、慎重に対応することを意識しています」
Q. 街で不測の事態に直面した際、心がけていることを教えてください。
「とりあえず相手を刺激しないことを心がけています。反論したい気持ちはあるんですけど、もし暴力を受けたら大変なので……。最悪の事態にならないようにするために、変に刺激しないで適当な笑顔や謝罪でかわすようにしています。根本的な解決にはなりませんが、まず安全に終われることを最優先していますね」
Q. 読者からの感想で心に残ったものや気が付いたことを教えてください。
「基本的に温かいコメントが多くて、具体的な解決策を提示してくれる方もいました。また、今回はつけている側として話しかけられましたが、『つけられているかどうかの判断基準』を教えてくださる方もいらっしゃいました。『1. 同じところをグルグル回る。2. 早足になったりゆっくり歩いたりする。3. 建物に入る。それでもついてくるなら間違いない』という情報共有は『なるほど……!』となりましたね。
しかし中には、『この漫画が後にセカンドハラスメントになっていくこともあるのかな……』と思うものもありました。今回の内容に関してはジェンダーや相手の状況、対応の仕方などさまざまな見方ができるので、なかなか難しいテーマだなとも感じました」
○取材協力:コンテくん|漫画(@conte_kun)さん
(Hint-Pot編集部)