Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

アサリとみそでさっと作る「深川丼」 朝ごはんにもぴったりの江戸っ子料理レシピ

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

旬のアサリをたっぷり使って作る深川丼【写真:和栗恵】
旬のアサリをたっぷり使って作る深川丼【写真:和栗恵】

 江戸時代に、忙しい漁師たちが船の上で食べるために考案したとされる「深川丼(ふかがわどん)」。江戸前のアサリと長ネギがたっぷり入ったみそ汁を、ごはんにぶっかけてアツアツのままいただくという、“せっかち”な江戸っ子気質を表したような料理です。その後、一般に広まってさまざまなアレンジが加えられるようになり、家庭ごとの味が生まれたとされています。今回は江戸っ子の母に教わった我が家流の深川丼をご紹介しましょう。

 ◇ ◇ ◇

卵でタンパク質補給も完璧! 朝食にもおすすめ

 アサリやハマグリなど、東京湾で採れる貝類を使った深川丼。たっぷりと入れた貝類のだしがみそ汁の味に深みを与えるため、ただぶっかけるだけなのにごちそうになります。昔は「深川めし」と呼ばれていましたが、現在は深川丼がぶっかけごはん、深川めしが炊き込みごはんと、区別されているようです。

春が旬のアサリ【写真:写真AC】
春が旬のアサリ【写真:写真AC】

 元々は漁師料理なので、アツアツをずず~ッといただくのが深川丼の“粋”。まだ寒い春の朝におすすめの一杯です。また、春のアサリは3月からが旬。特に3~4月のまだ水温が冷たい季節は、身が引き締まっていておいしいといわれています。この時期だけの旬の味を、ぜひご家庭で楽しんでみてください。

○アサリたっぷり深川丼
【材料】(4人前)
活アサリ  300~400g
長ネギ   1本
水     900ml
味噌    大さじ3~4
しょうゆ  大さじ1
溶き卵   1個分
海苔    1枚
ごはん   4膳分

【作り方】
1. アサリは砂抜きをした後、殻同士をこすり合わせてよく洗う。鍋に入れて酒少々(分量外)を振り、口が開くまで2~3分加熱する
2. 1を少し冷ましたところで、アサリの身を取り出す。蒸し汁は、砂が入らないようにして取り分けておく
3. 長ネギは斜めのざく切りに、海苔は細い短冊に切る
4. 鍋にアサリのむき身と蒸し汁を入れ、水を加えて火にかける
5. 沸騰する直前にみそを溶き入れ、しょうゆを加えて味を整える
6. 長ネギを加えてひと煮たちさせ、溶き卵を加えて火を止める
7. 丼にごはんを盛り、5をたっぷりとかける。海苔は食べる直前にかける

※アサリは冷凍の蒸しアサリを使ってもOK。その場合は多めに入れるとおいしく仕上がる(200~300gくらい)

(和栗 恵)