どうぶつ
フクロウを助けたのは酪農家目指す女性 印象的な交流に反響 「感謝してるのかも?」
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助けたその後は…大きな鳥が“お迎え”に? 2羽で山に飛び去る姿が
「Hint-Pot」編集部は、にゃおみーさんに詳しいお話を伺いました。まず、フクロウを発見した「育成舎」とは、子牛や初産を控えた若牛たちが過ごす場所。防鳥ネットを設置していた理由は、牛に危害を加えるカラスを防ぐためです。そのネットにかかってしまったフクロウの存在を教えてくれたのは、実はその場にいた子牛たちでした。
「私が行くと子牛たちはいつも鳴き始めます。しかし、あの日は鳴かず、みんな窓の方を向いていたため、何かがいることに気付きました。まったく動かなかったので、恐る恐る近づくと鳥が……。よく見るとくちばしが動いていたので、慌ててネットを外しにかかりました」
早速ネットを外そうとしたにゃおみーさんでしたが、網から爪がなかなか外れず。そのため、別の牛舎で搾乳していた配偶者さんを電話で呼び、手伝ってもらいました。引っかかっている様子の写真はこの時に撮影されたものです。
「救出した後はフクロウを外に連れ出しましたが、腕の中からなかなか飛び立ってくれませんでした。やっと飛んだと思ったら、ブーメランのように何度も私の元に戻ってくるんです。そうして何度か私の元に戻ってきた後、トラクターや資材をしまっている車庫の梁に止まってじーっとしていました」
そのままにゃおみーさんは牧場のお仕事を継続。すると、助けた子よりも大きい鳥が車庫に入っていくのが見えて、まもなく敷地内の山に2羽で飛び去っていったそうです。
「その後は見ていないので、多分それがお別れの時だったのだと思います」とにゃおみーさん。フクロウが怪我をしていないか心配するリプライもあったことから、もし戻ってくることがあればしっかりと観察することにしています。