「ウマ娘」を意識　かつての看板馬のキャラクター採用を希望!?

　牧場スタッフだけでなく、多くのファンからも将来を嘱望されている子馬。メイタイファームは、誕生だけでなくもう一つの“偶然”を喜んでいます。それは子馬が生まれた翌日、父のサトノダイヤモンドが、Cygamesによる大人気のスマートフォン向けゲームアプリ「ウマ娘 プリティーダービー」のキャラクターとして初実装されたこと。

「ウマ娘」とは、実在の競走馬を擬人化し育成とレースでの勝利を目指すというゲームです。登場キャラクターの設定は、実際の馬の性格や背景を想起させるものばかり。そのためゲームファンと競馬ファンの両方から大きな支持を受けています。

　ゲームを通じて過去の名馬を知るようになったファンもおり、競馬の人気普及にも大きく寄与。「ウマ娘」には、牧場関係者たちも熱視線を送っているそうです。そうしたタイミングでサトノダイヤモンドの血を引く子が生まれたため、スタッフは「もちろん意識しております」と語っています。

　メイタイファームは今年からツイッターを運用し始めたばかりですが、すでに「ウマ娘」ファンから注目を集める牧場となっています。それというのも、タイテエムが勝った「天皇賞・春」の優勝盾レプリカを披露した、元日のツイートが話題に。写真に「ぜひ最年長ウマ娘に採用していただけたら何よりですので関係者の皆様、ご検討よろしくお願い致します」と異例の“お願い”メッセージが添えられていたことから、大きな注目を集めました。

　それだけに、誕生したばかりの子馬についても「本当に奇跡的なタイミングですね」「これはサイゲ（Cygames）がネタにするだろうな」「こうやってリアル競馬でも名前は残り続けるんですねぇ」など、「ウマ娘」のプレーヤー目線とも思えるコメントも寄せられています。

「ウマ娘」人気も手伝って盛り上がりを見せる競馬界と馬産地。「当牧場のツイートがきっかけで、より一層競馬に興味を持ってくださる方が1人でも多く増えていただけたら何よりです」と、メイタイファームのスタッフの方々は期待を膨らませています。

（Hint-Pot編集部）