スーパーマーケットなどでも見かけることが多くなったオートミール。2021年のオートミール市場は前年比で約3倍、一昨年比で約8.5倍と急速に拡大しています。食物繊維が多く、健康効果が期待できる食材というだけでなく、加熱してお米代わりとしても食べられるとあって人気です。しかし、認知度は高いながらも実は食べたことがない人も多いよう。注目食材のオートミールについて人々がどのようなイメージを抱いているのか、アンケート結果をご紹介します。

　◇　◇　◇

食べている人は豊富な「食物繊維」などの栄養に注目

　日清シスコ株式会社は、今年2月8日から同15日にかけ全国の男女1万2048人に対して「オートミール」に関するアンケート調査を実施しました。

　まずは、「あなたは、直近1年間にオートミールを食べましたか。どのくらいの頻度で食べたかをお聞かせください」という設問に対し、「オートミールを知らない」と答えたのは18.7％。このことからオートミールの認知率は、何と8割以上に上ることが分かりました。

　その一方で、「知っているが食べたことはない」という人が最も多く50.3％。オートミールを知りながらも、大部分の人が試したことがないという結果に。

　また、「直近1年間には食べていない（以前は食べたことがある）」と答えた人は10.0％。直近1年間に食べた人を合計すると21.0％となり、喫食経験者のうち3分の2が直近1年間に食べていることが分かりました。

　続いて、直近1年にオートミールを食べた人が回答した「あなたがオートミールを食べる理由は何ですか？（複数回答可）」との設問には、「食物繊維が多いから」（54.5％）、「糖質が低いから」（39.1％）、「タンパク質が多いから」（35.3％）など、含まれる栄養素に関する項目が上位を占めました。

　さらに「健康維持のため」（31.4％）、「ダイエットのため」（30.5％）など、健康や美容を意識している項目も続きました。多くの人が体のために食べていることが分かります。