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今年の注目食材「オートミール」 “米化”でも話題に 実際の栄養価を徹底チェック
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教えてくれた人:和漢 歩実
2021年に注目された食材といえばオートミールでしょう。先日に株式会社インテージが発表した「2021年、売れたものランキング」では1位に輝き、前年比の売り上げ増加率は2.9倍という驚きの結果が話題を呼びました。ヨーグルトのトッピングやごはんのように食べる「米化(こめか)」など、いろいろな食べ方があるオートミール。その栄養価などについて、栄養士の和漢歩実さんに話を伺いました。
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話題のオートミール 「米化」とは
オートミールとは、オーツ麦を脱穀し食べやすく加工した穀物です。名前の由来はオーツ麦を意味する「oats(オーツ)」と食事を意味する「meal(ミール)」を合わせたものと言われています。また、オーツ麦は穂の先が2つに割れている鳥のような形状から、燕麦(えんばく)やカラス麦とも呼ばれることも。
欧米諸国でのオートミールは一般的に朝食の主食として知られ、牛乳または水と一緒に火にかけてふやかし、お粥のように食べることが多いようです。味付けはジャムやメープルシロップ、ハチミツなど。アサイーボウルやヨーグルトにトッピングして食べたり、クッキーやパン、グラノーラなどの材料としても使われます。
現在人気の「米化」は、オートミール(主にロールドオーツタイプ)と水を耐熱皿に入れて混ぜ、電子レンジで加熱したものを食します。調理が手軽でごはんのような食感になり、食べやすいと話題です。
オートミール自体は素朴な味わいなので、どんな味にもなじみやすいのが特徴と言えます。甘い味だけではなく、しょうゆ、顆粒だし、カレー粉などを使えば味の変化もつけやすいでしょう。また、その栄養価の高さから減量が気になる人にも注目されています。