「ガーン！」という効果音が聞こえてきそうな表情を浮かべるねこ。毛ヅヤが良く、普段から飼い主さんにたくさん甘えている様子がうかがえます。しかし実のところ、飼い主さんに保護されるまでの約3年間は過酷な野良ねこ生活を送っていたそう。豊かな表情が絶えないほどの信頼関係を築き上げた、飼い主さんと1匹の元野良ねこの物語をお届けします。飼い主のまりてつ（@marie_mamachan）さんに詳しい話をお伺いしました。

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最後まで名残り惜しそうに見ていたてつおくん

「片付けるなんてウソでしょ？」

　お気に入りの段ボールが片付けられてしまうかもしれない！　そんな状況に驚愕の表情を浮かべているのは、推定年齢4歳の元保護ねこ「てつお」くんです。

　飼い主さんはこの日、空になった段ボール箱をてつおくんに見せてみたそう。すると、てつおくんはすぐさま箱の中に飛び込んでいきました。中でぐるぐると回ったり、でんぐり返しをしてみたり、さらには自分のシッポを掴もうとするなどテンションMAXに。「こんな楽しそうに遊んでいるのを見るのは久しぶりで、とてもかわいかったです」と飼い主さんは目尻を下げます。

　10分ほど段ボールで遊んだてつおくんは、落ち着きを取り戻して箱の中でごろり。飼い主さんは遊び終わったところ見計らって片付けようとしました。そこで、てつおくんは目を見開きお口をあんぐり開けて、驚愕の表情を浮かべたのです。

　アニメのような表情は話題になり、約7000件の“いいね”を集めました。さらに「めっちゃ笑った　めっちゃめっちゃかわい～～～っ」「ニコルソン風で笑った」「シャイニング風」「うちの廊下にも片付けられない段ボールが溜まってます」など、たくさんのリプライ（返信）も寄せられています。

「遊び足りなかったのか、片付けている間はそりゃあもう名残惜しそうに見てました（笑）。まだ捨ててはいないのでまた出してあげようと思います」と飼い主さんはその時の様子を振り返っています。