Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

仕事・人生

元サッカー日本代表 故郷ブラジルでの“ペット”は馬! 「先日も馬で街に行きました」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

昔から馬一筋 7歳で父からのプレゼントにマイホース

 サッカー界では絶大な得点力に加え、空中戦とメンタルの強さで「闘将」として有名だった闘莉王さん。馬との出会いは3歳だったそうです。

「子どもの頃から馬が好きでした。最初は父に乗せられて、マイホースは7歳の時に買ってもらった牡馬の『ランボー』。そうです、シルベスター・スタローンの『ランボー』です(笑)。落馬したことはたくさんあります。ランボーからも何度も落ちました。大怪我もありましたね。スネを踏まれて、思い切り肉が裂けたこともあります。それでも怖さはありませんよ」

地元の街を馬で散歩する少年時代の闘莉王さん【写真:Hint-Pot編集部】
地元の街を馬で散歩する少年時代の闘莉王さん【写真:Hint-Pot編集部】

 幼少時代から乗馬を趣味にしている闘莉王さんは、馬を飼育する難しさについても熟知しています。

「馬はすごくデリケート。世話はすごく大変です。針金などで、ちょっとした傷でもすぐに虫が集まって、化膿してしまう。丁寧に面倒を見てあげないといけません」

 また、愛馬にまたがって地元の街にお出かけすることもあるのだそう。

「うちの街には馬で出かける人はいます。先日も馬で街に行きました。馬のパーキングは基本自由で、その辺の木の下の日陰です。駐車場代? 車と違って取られません」

 さらに闘莉王さんは、「ホースセラピー」を提供する社会貢献活動も行っています。障害を持つ子どもたちを気性の優しい馬に乗せて、ヘルパーと歩かせることで歩く感覚を身につけていくというもの。そうして現在も、愛馬とともに充実した日々を過ごしています。

◇田中マルクス闘莉王
1981年4月24日、ブラジル・サンパウロ州生まれ。1998年に渋谷教育学園幕張高等学校の留学生として初来日。2001年にJ1「サンフレッチェ広島」でプロデビューを果たし、「浦和レッドダイヤモンズ」と「名古屋グランパスエイト」でチーム初のリーグ優勝に貢献。06年には「Jリーグアウォーズ」の最優秀選手賞(MVP)に輝く。03年に日本国籍を取得し、04年のアテネ五輪に出場。10年のW杯南アフリカ大会で日本代表の16強進出に貢献した。2019年シーズン限りで現役引退。Jリーグ通算529試合で104得点を記録し、同時にDF(ディフェンダー)登録選手の100得点超はリーグ史上初。代表通算43試合8得点。YouTubeチャンネル「闘莉王TV」も話題。

(Hint-Pot編集部)