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からだ・美容

子どもが眠る前に泣く理由とは? 睡眠の大切さで伝えるべき重要ポイント3つ

公開日:  /  更新日:

著者:関口 裕子

教えてくれた人:西谷 綾子

なぜ睡眠は大切なのか? 3つのポイントで的確に伝えよう

 親は子どもに対し、「早く寝なさい!」の一言で済ませがちです。言う側もなぜ早く眠った方がいいのか理解しないまま、口グセのように言っていることも。でも、もし子どもが小学生以上であれば、「眠ることによってどういう効果があるか」をきちんと伝えた方が良いでしょう。

 睡眠を十分に取ることは、運動能力の向上や成績アップにつながります。また、成長ホルモンが分泌されれば身長も伸び、スタイルも良くなるでしょう。「早く寝なさい!」というより、「なぜあなたにとって睡眠が大切なのか」を理解してもらった方が、睡眠を大切にする意識を継続的に持たせることもできると思います。

 私は学生に向けて睡眠の大事さを伝える時、以下の3つにポイントを絞っています。どれも学生が望むものですので、効果は抜群ですよ。

【子どもに伝えたい睡眠の大切さ 3つのポイント】
1. 寝ている間に勉強したことがしっかり脳内で整理され、成績アップにつながる
2. 運動能力が向上する
3. 成長ホルモンが分泌されるので、よりかわいらしく、かっこよくなれる

質の良い睡眠は「太陽光を浴びること」が重要

 一言で“子ども”といっても年齢層は幅広いのですが、子どもは大人よりも光の感受性が高いもの。脳に光が届いてから子どもは14時間後、大人は16時間後に眠りのホルモン「メラトニン」が分泌され、眠くなる仕組みになっています。

 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言時、子どもたちが部屋の中で過ごす時間が長かったので、「起きてすぐに太陽の光を浴びさせるようにしていた」という親は多かったのではないでしょうか。

 私のいとこは妊娠中にあまり外に出られなかったため、上の子どもに太陽光を浴びさせず、ずっと部屋で遊ばせていました。すると、少しずつ夜眠る時間が遅くなっていったそうです。そこで、太陽光を浴びさせるようにすると、それまでは夜9時か10時まで起きていた子どもが、7時半には寝てくれるように。太陽光の効果は顕著ですよね。

 大きくなった子どもは、ゲームやチャットなどでついつい夜更かししてしまうこともあります。ゲームはプレーする時間を決めるなどして、夜更かししないように気を付けたいものです。

 知人の甥っ子は常にiPadを手元に置いていて、動画サイトを見たり、ゲームをしたりしているそうです。それを持ったままベッドに入らないでほしい親との攻防戦もあるのだとか。子どもに質の良い睡眠を取らせるのは、大きくなってからも大変ですね。

(関口 裕子)

西谷 綾子(にしたに・あやこ)

1986年4月4日、鳥取県生まれ。小学校3年生からバスケットボールを始め高校時代にはインターハイ・ウィンターカップ3年連続出場。モデルの仕事でランニングと出合い、2009年から本格的なトレーニングを開始。10年に初フルマラソンで完走し、16年の東京マラソンで3時間1分32秒という自己ベストを記録した。怪我をしないランニングライフを推奨した講習会や、睡眠改善インストラクターの資格を生かした「上手に寝て、健康になる」講演会を開催中。