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実は謎めいている「桜」の語源 代表的な3つとは 花見の風習はいつ生まれた?
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桜にまつわる日本語もたくさん
桜の花を愛で、楽しみ、暮らしてきた日本人。古くから愛されてきた桜の花にまつわる表現もたくさんあります。皆さんはいくつご存じですか?
○花盛り:満開の桜のこと
○こぼれ桜:満開になってしだれ落ちる様子
○朝桜:朝の霞を受けて咲いている美しい様子
○夜桜:夜に見る桜のこと
○桜吹雪:花びらが舞う様子
○桜流し:春の雨で花びらが散って水面に流れる様子
○花冷え:桜の花が咲く頃に寒さが戻ること
○花の浮き橋:水面に散った花びらが敷き詰められた様子
桜の花を愛でるお花見は、現代にも続く春ならではの風習です。お酒を飲んで陽気にすごすイメージも強いですが、マナーはきちんと守りましょう。季節を感じ、楽しむ伝統として大切にしていきたいですね。
【参考】
「眠れなくなるほど面白い 図解 日本のしきたり」千葉公慈監修(日本文芸社)
「季節の行事と日本のしきたり事典ミニ」新谷尚紀著(マイナビ文庫)
レファレンス協同データベース(神戸市立中央図書館)
https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000215681
(鶴丸 和子)
鶴丸 和子(つるまる・かずこ)
和文化・暦研究家。留学先の英国で、社会言語・文化学を学んだのをきっかけに“逆輸入”で日本文化の豊かさを再認識。習わしや食事、季節に寄り添う心、言葉の奥ゆかしさなど和の文化に詰まった古の知恵を、今の暮らしに取り入れる秘訣を発信。
インスタグラム:tsurumarukazu