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キャベツの千切りをシャキシャキにする方法 冬と春で出回る種類は別 見た目の違いは?
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教えてくれた人:和漢 歩実
キャベツの千切り おいしく作るコツは?
キャベツの栄養素で有名なものは、キャベジンと呼ばれるビタミンUです。傷んだ胃粘膜の修復効果や潰瘍の予防効果が期待され、胃腸薬の成分としても使われています。熱に弱い成分なので、千切りなどにして生で食べるとよいでしょう。
キャベツの千切りはとんかつなどの揚げ物と好相性。春キャベツは葉がやわらかいので食べる際は千切りがおすすめです。
千切りは切り方で2種類の食感になることを知っていますか? “ふんわり”と“シャキシャキ”のいずれになるかは、切る時の「葉脈」の向きが重要です。
【キャベツの千切りする時のコツ】
塊のまま包丁で千切りにしようとすると難しいので、はがした葉をさっと水洗いして水分を取ってから行いましょう。
・ふんわり:葉脈に沿って切ると、ふんわりとしたキャベツの仕上がりになります。
・シャキシャキ:葉脈を断ち切るように切ります。更にシャキシャキ感を出したい場合は、冷水の入ったボウルに千切りしたキャベツをさらし、すぐにザルに上げて水分を切りましょう。ただし、水溶性であるビタミンCやビタミンU(キャベジン)は減ります。
(Hint-Pot編集部)
和漢 歩実(わかん・ゆみ)
栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾