どうぶつ
間一髪でそれぞれ救われた2匹のねこ “映えない”仲良し写真にほっこり
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飼い主さんとの運命の出会いを経てすぐに打ち解けたぽんたくんとふーちゃん
写真撮影時はなかなか息が合わない2匹ですが、普段はとても仲良し。出会った時からお互いを威嚇し合うこともなく、すぐに打ち解けていたといいます。
先にお迎えされたのはぽんたくんでした。飼い主さんがある日、ふらっと立ち寄ったホームセンターで出会ったそう。ぽんたくんは当時、生後6か月の子ねこでした。
「ぽんたの入っていたケージには『処分価格』という紙が貼られていました。生後間もないのに処分価格だなんて、誰にもお迎えされなかったらこの子はどうなるんだろう……と心配に。でも、当時は先住ねこがいたため、お迎えの決断はすぐにはできませんでした」
しかし、帰宅後もぽんたくんのことが心に引っかかったままだったという飼い主さん。一緒にぽんたくんを見かけた配偶者さんに相談したところ、同意見だったそうです。そこでホームセンターの閉店時間ギリギリに駆け込み、ぽんたくんをお迎えしました。
また、ふーちゃんとの出会いも「何かに引き寄せられたかのようだった」と飼い主さんは言います。昨年1月、仕事から帰宅した飼い主さんは、玄関前に置いてあるスーパーマーケットの回収コンテナにふと目をやりました。するとそこには生後間もないふーちゃんがうずくまっていたのです。
「ひどく汚れていて、シッポすら動いていなかったので、生きているのかも分からず恐る恐る近づきました。すると鳴きながら私に近寄ってきて、家の中に入ろうとしたんです。この時も夫に相談をして、まずはぽんたとの相性を見ることに。感染症対策もあったので窓越しにぽんたと対面させると、お互い威嚇することもありませんでした。そのため『一緒に暮らしても大丈夫だ』と確信し、すぐさま病院に向かいました」
保護当時は1.5キロでガリガリに痩せていたというふーちゃん。目ヤニもひどく、猫風邪もひいていたそう。しかし、その後は飼い主さん家族のお世話の甲斐あって大きな病気をすることもなく、今では元気いっぱいです。
「ふーちゃんの2回目のワクチン接種が終わるまでぽんたと部屋を離していましたが、いざ同居となっても2匹は穏やかに過ごしていました。初めはぽんたが先住アピールでガブリとすることもありましたが、次の日には2匹寄り添って同じクッションで寝ていました。同居2日目には、ふーちゃんがぽんたを尻に敷いていました(笑)」
ぽんたくんとふーちゃんは、優しい飼い主さんのもとに運命の赤い糸で引き寄せられたのかもしれませんね。2匹の楽しそうな日常はYouTubeチャンネルからも見ることができますよ。末長く幸せに暮らしてね。
○取材協力:ぽんたくんとふーちゃんねる(@pontaanndfoooo)さん
(Hint-Pot編集部)