コロナ禍で、私たちの生活は大きく変化しました。感染拡大状況に合わせて、子どもたちの学校や塾では対面とオンライン授業を使い分けるのが当たり前になっています。とはいえ、自宅からの参加だとつい気がゆるむことも。そのせいで起きたユニークな“やらかし事件簿”をご紹介します。春休みこそ油断大敵！　役立つ教訓だと共感の声も上がっています。作者のえみネコ（eminekoh）さんに詳しい話をお伺いしました。

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オンライン授業に“飛び入り参加”で生徒騒然！　「今の、誰のお母さん!?」

　イラストレーターとして活躍しているえみネコさん。高校2年生の長男と中学2年生の次男、そして小学5年生の長女と、3人のお子さんを育てています。インスタグラムには、仲良し家族5人の日常4コマ漫画や趣味のイラストなどを投稿。元気いっぱいな様子が人気を集めています。

　今回話題になったのは、えみネコさんの日常4コマ「ネコデモ負ケズ」シリーズ。タイトルは「今日のお題　小学生のオンライン授業」という漫画です。

　長女のめネコちゃんが通う学校では、新型コロナウイルスによる学級閉鎖の影響で先日、オンライン授業が行われました。授業を受けるめネコちゃんの様子を見てみると、ぽ～っとしていて何やら授業に身が入っていない様子。えみネコさんは「心配しかない……」とそばでウロウロと見守っています。

　すると、国語の授業中に熟語を考えてみようという課題が出されました。めネコちゃんは近くにママがいるのをいいことに、ちゃっかりと「2つの意味の漢字探してー」と依頼をします。

「え？　ちょ……それ、ミュートになってんの？」と焦るえみネコさん。すると、めネコちゃんは「大丈夫、ミュートだって」と飄々と答えます。音声が先生や他の生徒たちに聞こえていないことを知ったえみネコさんは、めネコちゃんに大きな声で一喝！

「あのさっ！　母ちゃんが考えたって仕方ないでしょ!!　熟語、分かってんの!?　そもそも先生の話ちゃんと聞いてんの!?」

　すると……めネコちゃんから衝撃の発言が！

「あ……ミュートになってなかった……」

　画面越しにえみネコさんの大声を聞いた生徒たちは、「どこのお母さん!?」と大騒ぎ！　おまけに、なぜか先生には「今のはめネコさんのお母さんかな？」とバレているありさま。授業を中断してしまうほどの事態に、「かーちゃん……恥ずかしいわ……」「うん……私も恥ずかしい」と母娘2人でしゅんとしてしまいました。

　こうしたオンラインでのやりとりでは、大人でもマイクを切り忘れることが多いもの。子どもが真面目に授業を受けていないと気になりますが、一呼吸おいて授業後に叱った方がこうした失敗は防げそうです。

　投稿は反響を呼び、「わはは！　オンライン大変だねー」「分かる。『ちゃんと聞いてるの!?』って授業参観の時にいつも思ってた。学校じゃ言えないけど、家だと言っちゃうよね」などなど、読者は共感しつつも大笑い。

　また、「こ、これは怖い。気をつけよう。私もやりかねない」「うちは音声オフを徹底的にしつけたよ」と、オンライン授業対策についての意見なども相次ぎました。