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中学時代と現在の絵 ビフォーアフターになっていないと14万人驚愕 「どっちもヤバイ」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

漠然と「背景を描く職業に就きたい」と思っていた中学時代

 驚異の画力でツイッター上を騒然とさせたハンカチさん。本職はもちろんイラストレーターで、ツイッター以外にインスタグラム(kplanar_hankati)やピクシブでもスーパーリアルな情景イラストで人気を集めています。そこでお話をお伺いしたところ、驚きの事実が。何と中学時代の作品は、モデルが存在しないそうです。

「この作品(今回公開した中学生時代の作品)にモデルはないです。当時は架空の世界を描くことが好きでしたので頭の中で構図を組み立てて描いていました。12年ほど前の作品なので、描いた動機や時間などはあまり覚えていません。画材は画用紙にシャープペンシルで描いています」

 頭の中にあった世界を画用紙とシャープペンシルで絵画化。それだけで非凡な才能を感じますね。一体いつから絵を描き始めたのでしょうか?

「絵は小学生の時から描いていたのですが、中学生の頃に美術の先生から透視図法を教わったので、図法を交えた方法で描くようになりました。絵を描くことやものを作ることは当時から好きでした。その頃から漠然と『背景を描く職業に就きたい』と思っていたような気がします」

 また、現在の作品として公開された大阪駅の絵は、制作期間が2か月。そうして過去と現在の作品を見比べると、技術的には何もかもが変わったと感じるそうです。

「細かいものを描くのが好きな点は今と変わらないのですが、技術的な点は何もかも変わってしまったので、逆に相似点を見つける方が難しいかもしれません。ただ模写をするだけでは、模写の範囲内で終わってしまいます。現在一番大切にしていることは、何気ない日常の風景に潜んでいる美しい要素を自分なりに感じ取り、それを強調して描き込むことです」

 好きこそものの上手なれ、とはよく言ったものです。大好きなことを極めるために修練を積み、必要ならば過去の技術を捨てる。そうした日々の積み重ねが素晴らしい作品につながっているようです。考えてみれば、芸術以外にもスポーツや職人技、毎日のお料理などにも通じる意識かも? 今からでも早速、打ち込める何かを探してみたくなりますね。

(Hint-Pot編集部)