漫画
結婚後にリベンジ! 理想の婚約指輪と出会う漫画に1.6万人感動 「めちゃくちゃ素敵」
公開日: / 更新日:
婚約指輪に対しての価値観は夫婦それぞれ
婚約指輪を選ぶ上でのたくさんのヒントが詰まった漫画。とんとんさんに執筆した理由や一度は断念した婚約指輪への思いなどについて、じっくりとお話を伺いました。
Q. この漫画を描こうと思ったきっかけを教えてください。
「『プロポーズ待ちで空回りした話』という漫画を描いた後、婚約指輪を買いに行った時に空回りした話も描いてみようと思いました」
Q. 婚約指輪に対して「どちらでもなかった」という当時の心情について、詳しく教えてください。
「元々優柔不断な性格なのに加え、婚約指輪については『買う』『買わない』から始まり、選択肢が多く迷走してしまいました。選択肢があるって幸せなことのはずなのに、こんな指輪が欲しいとか、指輪はいらないとか、そういう意思が自分の中にないことが恥ずかしかったです。当時仕事が忙しく、調べたり考えたりする余裕もなく放置してしまいました」
Q. 1年後に「やっぱり欲しい」と思った経緯を教えてください。
「産休中に心の整理をすることができ、出産して忙しくなるまでに、記念になる指輪が欲しいと思いました。『ちびまる子ちゃん』のお母さんの婚約指輪がオパールだったことを思い出したり、色石を婚約指輪にする小説をたまたま読んだりして、ダイヤモンド以外の指輪を買うのも素敵だなと。ますます選択肢が増えてしまいましたが」
Q. 再びジュエリー店を訪れた際「あの頃との何もできなかった私とは違う」と思われた理由を教えてください。
「初めて行った時は下調べなく直感で決めようとしたのですが、種類が多すぎるし、どれも同じように見えるのに値段がまったく違って大混乱してしまい……。漫画では省略しましたが、1年後の再訪問では先にいろんな店へ下調べに行っていたので『今回はちゃんとできる!』と思いました」
Q. 会話のシミュレーションはどの程度、想定して行われていたのでしょうか?
「『この店のこれが良いかな』という当たりはつけていたので、それを購入する想定でした。最後にもう一度、他にもっとピンとくるものがあるか確認するつもりでいたら、同じ店に漫画に出てくる指輪が入荷していたんです」
Q. そうして「これだ!」と思える指輪にめぐり会えましたが、その時の心境について教えてください。
「すごくしっくりきて、ちょうど良いものと良いタイミングで出会えたことがうれしかったです」
Q. ダイヤの指輪を購入して周囲から同情された友人のエピソードを聞いた時、どのように感じられましたか?
「婚約指輪の代金を夫婦でどう負担するのか(そもそも購入するか)については、それぞれ考え方があるだろうけど、夫婦で納得していれば良いと思います。夫婦で納得していることに対して、他人が『かわいそうね』とか『間違っている』といったマイナス評価をして、さらにわざわざ本人たちへ伝える必要はないと思います」
Q. 今回描かれた指輪について、改めて今の心境を教えてください。
「本当に優柔不断なので、ダイヤモンドにすれば良かったかなとか思う時もあったのですが、自分で漫画にしながら『本当にダイヤモンドが欲しかったらまた今度買ってもいいよな』と、心の整理がついて良かったです。また『パライバトルマリンは良い石だよ!』とたくさん言っていただけてうれしかったです」
Q. 印象に残っている感想を教えてください。
「販売員の方たちから、婚約指輪を購入しに来る人たちが慣れていなくて慌てているのは“あるある”だということを教えていただき目からウロコでした! 『微笑ましい気持ちで見てます』とも書いてあってうれしかったです。逆に『自分も指輪を買う時、挙動不審になっちゃった』というコメントも多くて安心しました。普段ジュエリーを買う機会がなく、婚約指輪について迷っている人には『実はそんな人がたくさんいるらしいよ』と知ってほしいです」
今回は配偶者さんとの結婚に関するエピソードでしたが、とんとんさんが普段公開している漫画には、家族のいろいろなエピソードが幅広いジャンルで描かれています。くすっと笑って、心をほっこりさせてくれる作品ばかりです。作品はツイッター(@tobiratonton)とインスタグラム(tobiratonton)からも読むことができますよ。
(Hint-Pot編集部)