からだ・美容
122キロから劇的変化 巨体系ダイエッターが50キロ減量に成功した秘訣とは
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SNSでアカウント作成 仲間を作ることが成功のカギに
Q. 減量に成功する人と失敗する人の違いは何だと思いますか?
「最初の答えとかぶりますが、失敗の原因に“知識のなさ”はあるかと思います。逆に、知識があってどうしたらいいか分かっているけどできていない場合は、『絶対に変わりたい』という気持ちの不足かなとも。
いざ減量を始めた時、“1人の戦い”だと失敗しやすいかもしれません。私が継続できたのは、SNSを利用して人に経過を見てもらうという方法をとったこともあります。ツイッターで専用アカウントを作り、同じように減量している仲間を作りました。食事や運動を報告することで自然と食べすぎ防止になり、“ええかっこしたい”ので運動も頑張るというルーティンができましたね」
今後も減量と大会出場に向けた体作りを進めていくというジョンさん。日々の様子や大会出場時の様子などはツイッター「ジョン@アラフォー巨体ダイエッター:122kgからの45kg減量」やYouTubeチャンネル「#withジョンチャンネル」でも見ることができます。
医学会では糖質制限を非推奨 メリット・デメリットをよく理解することが大切
最後に、「『空腹』こそ最強のクスリ」(アスコム刊)の著者で、「16時間断食」を提唱する青木厚医師よると、糖質制限にはメリットとデメリットの両面があるといいます。
【メリット】
・短期間で減量に成功しやすい
・糖質制限により、肥満ホルモンである“インスリン”分泌を抑えられるため、減量しやすい
【デメリット】
・糖質制限を長期間にわたり実施した場合の安全性について担保がない
・腎臓に負担がかかる
・コレステロールが上昇する
医学論文には、「糖質制限を長期にわたり実施していると、虚血性心疾患などが増加した」という臨床研究の結果が多数あります。そのため、医学会では糖質制限を推奨していません。
また、糖質を制限する代わりに、タンパク質の摂取量が増えます。タンパク質の過剰摂取は腎臓に負担をかけるため、腎臓が悪い人にとって糖質制限は禁忌となります。さらに、卵を過剰に摂取する人がいますが、LDLコレステロールが上昇する場合があります。
糖質制限による減量は、これらのメリット・デメリットをよく理解し、医師や専門家に相談の上で行ってください。
(Hint-Pot編集部)