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冷製スープ「ガスパチョ」で体をリセット ポルトガル風アレンジの野菜たっぷりレシピ

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

冷製スープのガスパチョ。トッピングを添えたり、温めたりしてもおいしい【写真:和栗恵】
冷製スープのガスパチョ。トッピングを添えたり、温めたりしてもおいしい【写真:和栗恵】

 スペインやポルトガルの家庭料理でおなじみのスープ「ガスパチョ」。日本のおみそ汁のように家庭ごとでそれぞれの味があり、作り方もさまざまです。元々はアンダルシア地方の郷土料理で、ニンニクと塩で味付けしたスープにパンを浸して食べていたそう。いつからか、トマトやキュウリといった夏野菜が加わり、野菜をしっかりとるために欠かせない料理として人気を集めました。今回は油分を一切使わないヘルシーなガスパチョをご紹介。ポルトガル風に、刻んだ野菜をたっぷり入れていただきます。

 ◇ ◇ ◇

刻んだ野菜をトッピング ポルトガル風アレンジ

パンを浸して食べれば満足感抜群の一品に【写真:和栗恵】
パンを浸して食べれば満足感抜群の一品に【写真:和栗恵】

 スペインのガスパチョは、素材を細かくすりつぶしたドロドロのスープ状が多いそう。一方でポルトガルは、角切りに刻んだ野菜を入れ、素材の味を楽しむことが多いようです。今回はポルトガル風のアレンジをご紹介しましょう。

 カリフラワーからのコクとトマトからの酸味、そして玉ネギから出る奥行きのある甘味が楽しめます。塩気はかなり控えめでOK。仕上げにエキストラバージンオリーブオイルを小さじ1程度垂らすと、より欧風な味わいになりますよ。

 お好みの野菜とパンをたっぷり入れれば、一品で十分お腹いっぱい。食欲が沸かないけれど何か食べておかなければならない朝や外食が続いた時は、野菜たっぷりのヘルシースープで体をリセットしてあげましょう。

○ポルトガル風具だくさんガスパチョ

【材料】(4人前)
玉ネギ           1個
トマト(大きめのもの)   1個
カリフラワー        1/2個
キュウリ          1本
パプリカ          1個
青ネギ           5~6本
パセリ           少々
コンソメスープの素(固形) 2個
おろしニンニク(チューブ) 小さじ1/2
白コショウ         少々
塩             適量
水             500ml
お好みのパン        適宜

【作り方】
1. 玉ネギ、トマト、カリフラワーはざく切りにする(フードプロセッサーに入れやすいサイズ)。それぞれフードプロセッサーにかけてペースト状にし、鍋に取り出す
2. 鍋におろしニンニクと水を加えて弱火にかける。20分ほど煮込み、じっくりと火を通す
3. コンソメの素を入れる。味を見て、塩気が足りないようなら足す
4. キュウリとパプリカは6~7mm角に、青ネギは小口切りにする。パセリは少量をみじん切りにして取り分けておく
5. 皿に4でカットした野菜を盛る。パンも1cm角にカットし、皿に盛る
6. スープを器に盛りつける。上からみじん切りにしたパセリを散らす。食べる際には、お好みの量の野菜やパンをスープに入れて、かき混ぜればOK

※パプリカは赤やオレンジを使ってカラフルにしてもOK
※りんごやセロリを刻んで入れるのもおすすめ。お好みの野菜やフルーツを入れる

(和栗 恵)