どうぶつ
兄妹になった柴犬と豆柴 ぎこちない遊びの場面に胸じんわり 「手加減してあげている」
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声やボディランゲージで感情を表現するいぬは、仲間との関係を遊びなどの行動で深めていきます。そうした様子は見ていて微笑ましいもの。また、会話ではないコミュニケーションだけに、年下に対する配慮も分かりやすいといえるでしょう。今回ご紹介する柴犬と豆柴も、そうした過程を経て仲を深めている最中。物を引っ張り合うという激しい動きの中に“お兄ちゃんの配慮”が見えると評判です。ツイッターで6000件超の“いいね”を集めた動画について、飼い主さんにお話を伺いました。
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人間のように駄々をこねる柴犬 3月初旬から“お兄ちゃん”に
紐のついた何かのカバーを、お互い口にくわえて引っ張り合っている2匹のいぬ。体の大きい方が柴犬の「こむぎ」くん、小さい方が豆柴の「わらび」ちゃんです。こむぎくんは1歳7か月だった2月中旬、飼い主さんの手作りバレンタインスイーツをめぐり“駄々っ子モード”に入った姿でSNS上の注目を集めました。
その時に「もはや駄々のこね方が人間そのものw」といった感想が寄せられたほど、こむぎくんは人間っぽく、そして少し甘えん坊。そんなこむぎくんが何と3月初旬、わらびちゃんのお迎えによって“お兄ちゃん”になったのです。
今回の“引っ張り合い”は、わらびちゃんがやってきて1か月経った頃の場面でした。柴犬と豆柴という体格差もあり、もちろん序盤はこむぎくんが有利。ぐいぐいと引っ張って場所を移動すると動きを止め、「負けないぞ!」といった風に強く鼻を鳴らしたりうなったりします。対するわらびちゃんは、負けずに何かを言い返すように小さく吠え、こむぎくんを見上げながらそのままぐいぐいと引き続けました。
でも、こむぎくんはあえて力を入れず、物をくわえているのみ。その様子は「この子こんなに力が弱いのか」と改めて観察しているようにも? 勝負は結局、力の差を悟ったわらびちゃんの“逃走”で終了。それでもこむぎくんは、物をくわえたまま少しぽかんとした後、「もう一回やろうよ」と逃げたわらびちゃんに近づいていくのでした。
このぎこちないながらも微笑ましい様子を収めた動画は、ツイッター上で6000件超の“いいね”を集め、YouTubeチャンネル「シヴァ犬こむぎっす-KOMUGI」では約6万回の再生回数を記録しました。双方には「きっとこむぎ様は手加減してあげてるはず」「むぎくん、ちゃんと手加減してますね」「手加減してあげている上に、最後は『やらんのか?』と言わんばかりに近寄るこむぎちゃん」「コム様はやさしいお兄ちゃんです」といった、こむぎくんの配慮を絶賛する声が。
またわらびちゃんには「諦めの早さもさすがです」「ほんとわらびちゃんってかわいいですね」「わらび姫のお顔立ちがだんだん成犬に近づいてきてる!」と成長ぶりに注目する声もありました。