どうぶつ
兄妹になった柴犬と豆柴 ぎこちない遊びの場面に胸じんわり 「手加減してあげている」
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最初はお互いの匂いを嗅ぐ程度 徐々に縮まる距離
3月初旬にお迎えされたわらびちゃん。飼い主さんによると、その理由はこむぎくんがひとりぼっちになってしまう時間をなくすため。
「わらびをお迎えした一番の理由は、夫婦揃って出かけた際にこむぎが寂しそうだったからです。玄関で私たちを見送ってから寂しそうな声で鳴き、そのまま玄関で寝ていることもあったので、“2人目”をお迎えしました」
わらびというお名前は、自分の名前を認識できるように3文字で考えた候補の中から、こむぎくんが選んだものだそうです。また、2匹目に豆柴をお迎えしたのは、旅行時や抱きかかえる状況などを考えてのこと。こむぎくんの体重がすでに12キロ近くあるため、「次に迎える子は軽い子にしたかった」と語ります。
「お迎えにあたり、まずは先住犬の気持ちや引き合わせ方などを調べ、こむぎが寂しがらないよう愛情に差をつけないこと、環境変化によってわらびがストレスを溜めないようにすることに気を付けました。2匹は最初の頃、お互いの匂いを嗅ぐ程度でおぼつかない雰囲気もあり、状況が分かっていない様子でしたね。そこでわらびを迎え入れたことを少しずつ受け入れてもらうにはどうすればいいかを考えました」
そうしてお迎えされてからの様子は、公開された数々の動画で確認できます。その中には、こむぎくんがわらびちゃんに吠えられて退散する様子や、新入りに嫉妬したのか赤ちゃん返りする姿も。2匹の微妙な距離感とわらびちゃんのマイペースぶりは、すでにファンのおなじみです。
「最近はこむぎが『わらびと遊びたい』という意思表示を見せる機会が増えました。わらびが鳴くと様子を見にいったり、近くにいてあげたりするなど、気にかける頻度も増えてきましたね。また、こむぎもわらびも一緒に遊びたいと感じることが増えているようです。タイミングが合わないようで遊ぶには至らないのですが、お互いにちょっかいを出す頻度が高くなりました。お互いを気にしている状況に成長を感じると同時に、仲良くなってきたとも感じます」
今回の“引っ張り合い”もそうした過程の一場面。これからわらびちゃんがもっと大きくなり、遊びたいタイミングが合うようになれば、兄妹仲はぐんと深まることでしょう。そしてその頃のこむぎくんは、やんちゃな妹を見守る立派なお兄ちゃんになっているはず。2匹のこれからがますます楽しみですね。
○取材協力:シヴァ犬こむぎっす 豆シヴァわらび(@Shibamugi28)さん
(Hint-Pot編集部)