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松山英樹の連覇かかるマスターズ 恒例行事では選手4人の珍ショットに大歓声も

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

16番ホールの“恒例行事” 過去にはホールインワン達成の強者も

 そんな「マスターズ」は他のメジャー大会(全米オープン、全米プロゴルフ選手権、全英オープン)と比べても“お祭り”色が強いのが特徴。「パトロン」と呼ばれる観客が大会前の練習ラウンドからコースに詰めかけ、選手たちに声援を送ります。初日の前日に行われる「パー3コンテスト」は2020年から中止されていましたが、今年は復活。選手の妻や子どもがキャディを務めることもあり、選手たちが結果に関係なく楽しむ姿も恒例です。

 そうした“お祭り”ムードを象徴する“イベント”の一つが、練習ラウンド中の「水切りショット」。池がある名物の16番ホールでパトロンに促された選手たちは、本来のティーグラウンドからではなく、池の縁に降りてグリーンに向けてショットします。しかもいつものように打ち上げるのではなく、低い弾道でボールが水面を跳ねるように打つのです。

 ボールが水面を1度、2度、3度と跳ねてグリーンに乗れば大喝采。失敗して池に沈めば大きなため息に包まれます。2020年にはスペインのジョン・ラーム選手がホールインワンを決める奇跡的なショットを打って大きな話題になりました。

 4日に行われた今年の練習ラウンドでも多くの選手が水切りショットに挑戦。松山選手もチャレンジしましたが、残念ながらグリーンに届かず、池に落ちてしまいました。

 そんな中、マスターズ公式ツイッターは4人の選手による水切りショットの動画を公開。1人ずつチャレンジすることが多い中で、4人が同時にスイングするのは珍しいことです。4人が打ったボールはすべて華麗に水面を飛び跳ねていき、残念ながら1人だけグリーンに届きませんでしたが、3つのボールは到達。これにはパトロンも大喜びでした。

(左から)マスターズに参戦する金谷拓実選手、松山英樹選手、中島啓太選手【写真:Getty Images】
(左から)マスターズに参戦する金谷拓実選手、松山英樹選手、中島啓太選手【写真:Getty Images】

 大会は日本時間で7日夜から始まります。日本勢は松山選手以外にも金谷拓実選手(Yogibo)、中島啓太選手(日体大)の2人が参戦。“お祭り”の中でトップ選手が繰り広げるハイレベルの戦いに注目です。

(Hint-Pot編集部)