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“庶民感”も魅力の井の頭線 「購入」と「賃貸」ではどこがおすすめ? プロが解説

著者:和栗 恵

教えてくれた人:姉帯 裕樹

京王電鉄井の頭沿線のおすすめエリアは?(写真はイメージ)【写真:写真AC】
京王電鉄井の頭沿線のおすすめエリアは?(写真はイメージ)【写真:写真AC】

「渋谷」「下北沢」そして「吉祥寺」と、若者に絶大な人気を誇る街をつなぐ京王電鉄井の頭線。その沿線の中から「住むならここ!」という街を、不動産取り扱い経験20年以上を数えるプロがピックアップ。購入するなら? 賃貸なら? 2つの目線から見たおすすめエリアを、本音を交えて教えていただきました。

 ◇ ◇ ◇

“ほどよい庶民感”が味わえる 井の頭線の魅力

 井の頭線は1933年に開業した、間もなく開業100周年を迎える歴史深い鉄道です。計画段階では、山手線の外側に沿った環状鉄道として作られる予定でしたが、その計画は途中で頓挫し、現在の渋谷から吉祥寺間のみが開通することになりました。

 2021年に公開された井の頭線の乗降客数を見ると、1~3位は「渋谷」駅、「吉祥寺」駅、「下北沢」駅が独占するものの、4位は「高井戸」駅、5位は「久我山」駅という住宅街に面する駅が台頭するのも井の頭線の面白いところ。都会と住宅地をつなぐ路線として、またほどよい庶民感が味わえる路線として、人気を保っているのです。

 さて、今回も「おすすめ」を教えてくれるのは、東京・中目黒で賃貸を中心に取り扱う「コレカライフ不動産」の姉帯裕樹さん。今回は、物件を「買う場合」と「借りる場合」の2つの視点から教えていただきます。

【物件を購入する場合】
1位:「駒場東大前」駅
1位:「池ノ上」駅
3位:「新代田」駅

「物件を購入する際は、アクセスの良さや環境の良さはもちろんですが、住んでいる人のクオリティについても見る必要があります。その点、『駒場東大前』駅はかなりの高ポイント。渋谷駅までわずか2駅で、何なら徒歩や自転車で渋谷まで行けてしまう距離にありながら、自然が多い閑静な住宅街が広がっています。戸建て物件を構えるなら、また分譲マンションを購入するなら、『ここに決めちゃっていいのでは?』と僕は思っています。

 狙い目は、駒場東大前と池尻大橋の間を横断する『淡島通り』付近。この辺りは土地の価格が比較的落ち着いていて、戸建てを持ちたいという夢が叶いやすい……はず! とはいえ、あくまでも周辺のエリアに比べて安め、というだけなので、それなりの金額は必要になります。ただ、渋谷、池尻大橋、中目黒エリアにも出やすく、下北沢よりも都心に近いので価値が下がらない、いわゆる“値崩れしない”土地と言えるでしょう。

 同率首位を付けた池ノ上も、駒場東大前と同じく陸の孤島のような場所なのですが、住む上では利点がいっぱい。『下北沢』駅の隣で、かつ駅間はわずか600メートル。この距離なら余裕で歩いて遊びに行けますよね。

 池ノ上はいわゆる『代沢』という地名のエリアがメインになりますが、高級住宅街で治安が良いのがポイント。購入して長く住みたい街の代表格といえるでしょう。

 3位の『新代田』駅は、“お得感”が感じられる街になります。下北沢や明大前より物件価格が抑えられている上に、現在まさに世代交代が進んでいて、東松原方面や環状七号線の外側は売買物件や土地が出やすいのも魅力。『明大前』駅まで2駅と新宿にも出やすく、環状七号線より西側(東松原寄り)を選ぶと、お得感が倍増します。

『下北沢』駅までの駅間も約500メートルとこちらも近く、下北沢らしいカジュアル&ディープな文化が好きな方にもおすすめです。ただし、世田谷代田方面や環状七号線の内側に近付いてしまうと、場所によっては高級住宅地になるので、土地選びは要注意でしょう」

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