ライフスタイル
社宅ボスママが“無許可引っ越し”に激しい嫌がらせ! 引っ越しトラブル事件簿
公開日: / 更新日:
春先は特に見かけることが増える引っ越し業者の大型トラック。新天地での生活を始める人が多いことがうかがえます。しかし、見ず知らずの土地では時に、大きな問題が発生してしまうことも。そこで今回は、引っ越しをしたせいで思わぬトラブルに巻き込まれてしまったという女性たちの体験談をお届けします。
◇ ◇ ◇
まさかの辞令に大慌て ドタバタ引っ越し劇
麻衣子さん(仮名・39歳)は今から5年ほど前の3月に、驚くほど短期間での引っ越しを経験しました。その頃、4月には子どもが幼稚園へ入園することが決まっており、かわいらしい制服やカバンを揃えて入園式を心待ちにしていたと言います。突然の引っ越しは、普段日中に連絡をしてきたことがなかった夫からの電話で知らされました。
「同居していた義両親に思わず『何かあったんだろうか?』なんて声を掛けてしまうほど、不吉な予感がしました。いざ電話を取ると、夫が慌てた声で『突然、転勤が決まった!』って……」
新しい配属先は本社で、新幹線に乗る必要がある距離でした。4月2日付けでの転勤辞令でしたが、電話があったのは何と3月25日。引っ越しが必要な距離にもかかわらず、たったの6日前の内示だったのです。
子どもの幼稚園のこともあり、麻衣子さんはパニックに。とはいえ、夫が単身赴任を強く拒否したことや義両親と同居していたこともあり、麻衣子さん自身も着いて行くことを希望しました。
「その後、帰宅した夫に詳しく話を聞いたところ、社宅がありそこなら2日後から借りられるとのこと。『寝耳に水』、『青天の霹靂』……なんてことわざが頭の中でグルグル。娘は楽しみにしていた入園ができないことを知り、制服を抱きしめながら涙目になっていて、私ももらい泣きしてしまいました」
大慌てで引っ越しを手配した麻衣子さんでしたが、急な展開のため引っ越し料金の見積もりを比べることもできず、また夫が休めないため梱包まですべてお願いするプランを頼みました。そのため、驚くような出費になってしまったと言います。
さらに、お世話になったご近所やママ友への挨拶も十分にはできず。メッセージアプリで連絡するだけで終わってしまった人も多いそう。
「生活が落ち着いてからママ友に連絡したら、冗談だとは思いますが『あなたたち、あまりに急にいなくなったから、夜逃げしたことになっているわよ(笑)』と言われてびっくり。急な転勤辞令は迷惑すぎるので、本当にやめてほしいです!」