「公務員」と「医師」の強さが共通　親が求めるものは「安定」？

　では一方で、親の気持ちはどうなのでしょうか？　女の子と男の子で「親が就かせたい職業」のトップ3を見てみましょう。

【女の子】（2022年／2021年／2012年）
1位：「看護師」18.4％／（同）17.3％／（同）16.5％
2位：「公務員」15.3％／（同）13.9％／（同）9.5％
3位：「医師」8.2％／（同）7.2％／「薬剤師」9.4％

【男の子】（2022年／2021年／2012年）
1位：「公務員」24.1％／（同）25.3％／（同）20.8％
2位：「会社員」10.3％／（同）10.3％／「スポーツ選手」11.4％
3位：「医師」7.8％／（同）6.1％／（同）8.5％

　共通しているのは「公務員」と「医師」の強さ。安定や高額な給与といったイメージが強い職業です。テクノロジーは進んで利便性は上昇していますが、社会や国際情勢は安定から遠い状況にあると言えます。そうしたことから、子どもには生活の苦労をさせたくないという思いがやはり強いと考えられるでしょう。

　また、近年話題になる「ユーチューバー」はどうでしょうか？　学年が上になると就きたい職業で上位に入りますが、今回の調査は対象が新1年生。22年度の結果を見ると女の子で14位（1.4％）、男の子で6位（5.1％）という結果でした。動画サイトに関心を抱き、ユーチューバーの魅力を知るにはあと一歩という年齢なのかもしれません。

（Hint-Pot編集部）