漫画
天国の愛猫に花を降らせたい…飼い主の思いを描く漫画に「涙が止まりません」
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家族の一員であるペットとの別れほどつらいことはありません。生前のことを思い出しては涙する日々が続いたり、悲しむのがいやで振り返ることもできなくなってしまったり。そんな飼い主のことを、天国に行ったペットたちはどう思っているのでしょうか。もし、飼い主が思い出を振り返ることで、お別れしたペットたちに何か“サイン”を送れるとしたら……? 「残された者が思い出す時、天国の故人の上に花が降る」というエピソードをもとに、天国にいるねこを描いた感動的な漫画が話題となっています。作者の漫画家・治島カロ(@kijincalo)さんにお話を伺いました。
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天国で本を読むねこの頭上に降る花 出会った2匹に訪れるラストが感動的
雲の上の穏やかな世界で本を読む白黒ねこ。その頭の上にチューリップが落ちてきます。「またふってきたぞまったく ゆっくりどくしょもできやしない」とつぶやきますが、木陰から出てきた茶色ねこは「いいなぁ」とうらやましそう。そして、まだその“意味”を知らない白黒ねこにこう説明するのです。
「ちじょうにいるだれかがきみをおもいだしてくれたとき、きみのうえにおはながふるんだよ ここは、ねこのてんごくだから」
毎日花が降ってくるということは、地上の飼い主さんが毎日、思い出してくれているということ。ですが、長いこと天国にいるという茶色ねこは、かわいがってくれていた飼い主さんも天国に行ってしまったため、もう誰かが思い出してくれることもないのだそう。
すると、ここで白黒ねこはあることに気が付きます。そして、ラストには2匹の思いがけない深い縁が明かされ、多くの人が感動しました。
天国で幸せに暮らすねこたちの姿に、かつて見送った愛猫の姿を重ねる人も多く、漫画は1万件以上の“いいね”を集めています。また、リプライ欄には「このお話を読んでたくさんの楽しい思い出を家族と話したいと思いました」「なんだか、救われる良い話です」「とても心が和みました」「じわじわ涙止まりません」「泣いてしまいました」など多くのコメントが集まりました。漫画を読み、天国にいる愛猫にたくさんの花を降らせたい、と思った人も多かったようです。