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漫画

“子どもの眼鏡”に対する偏見 母の訴え描いた漫画に反響「心に響いた」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

「幼児眼鏡への偏見が少しでも減ることを願っています」

 人には人の事情があるというシンプルで当たり前の事実、そして相互理解の重要さも示してくれた今回の作品。作者のまるさんに、最近のアキくんの様子など詳しいお話を伺いました。

Q. 今回のテーマで漫画を描いた理由を教えてください。
「幼児眼鏡の認知が上がり、偏見が少しでもなくなればいいなという思いと、同じように傷付いた方や同じく眼鏡治療を頑張っている子どもたちにエールを送りたいという気持ちで描きました」

Q. 今回の出来事の発端となった女性とその後、遭遇したことはありますか?
「その後に遭遇することはありませんでした。この女性が心ない言葉をかけたのが、我が子が最後でありますように……。他に傷付いた親子がいないことを願うばかりです」

Q. 今、アキくんは眼鏡に関して何か言っていますか?
「現在のアキは眼鏡をかけている自分のことが大好きで、『眼鏡があるから目が見える。眼鏡はアキの大事大事!』とニコニコで話しています。今でもたまに『かわいそうね』と言われることがありますが、その時は『何で? アキかわいそうじゃないよ! だってすごい眼鏡かっこいいでしょうー?』と自分で返せるようになりました」

Q. 眼鏡キッズたちへ、ぜひメッセージをお願いします!
「全国の眼鏡キッズたちへ。毎日毎日、眼鏡治療頑張っていてかっこいいね! 偉いねー! とっても似合ってるよ! 一緒に楽しい眼鏡ライフを送ろうね!」

Q. 眼鏡をかけるお子さんを持つパパやママへメッセージをお願いします。
「お子様の眼鏡に心ない言葉をかけられたご経験がある方も少なくないでしょう。悲しいし、悔しいですよね、傷付きますよね……。ですが、お子様に一番響くのは、大好きなパパとママの言葉です。毎日、褒めてあげてください。しっかり眼鏡の意味を伝えてあげてください。きっとお子様に伝わります。幼児眼鏡の偏見が少しでも減ることを願って……」

Q. 読者のメッセージを読んでの感想などを教えてください。
「同じ眼鏡っ子を持つ親御さんやご家族、視能訓練士さんたちから応援や共感、この漫画への感謝コメントをたくさんいただきました。また、『今まで眼鏡の子を見ると「かわいそうだな」と思っていたけれど、今度からは「かっこいいね」と伝えたい』とのコメントもいただき、『ああ……伝わった……本当に描いて良かったな』と思いました」

 まるさんのインスタグラムには、「眼鏡をかけた息子への偏見~アイパッチ編~」も投稿されています。興味のある方はぜひ併せて読んでみてくださいね。

(Hint-Pot編集部)