「微力ながら“保育士の現状”を発信していきたい」

Q. 今回の漫画を描こうと思ったきっかけや理由を教えてください。
「きっかけはゆうなの卒園式でマスクがヒタヒタになるほど泣いたからです（笑）。また、妻のこばママと『保育士さんの賃金が低い』と日頃から話し合うことが多いため、オチが“革命軍”になりました。もちろん卒園式当日も、“絶対に賃金を上げるべきトーク”で盛り上がりました」

Q. 卒園式をどのような思いで見つめていましたか？
「正直、ゆうなにはずっと“パパっ子”でいてほしいと懇願しているので、卒園して大人へと成長していく娘を見るのは少し寂しかったです。でも、式中流れる涙はうれし涙で、『大きくなったなぁ』と感動しまくりでした。今でも思い出しただけで泣ける～～!!」

Q. 感謝のメッセージカードには、どのような内容が書かれていたのでしょうか？
「担任の先生がおっしゃっていたように、『お仕事を頑張ってくれてありがとう』という感謝の言葉でいっぱいでした！　ゆうなもお姉さんになりつつあるのか、はたまたママの教育のおかげか、『おもちゃが買えるのはパパがお仕事頑張ってるからやで！』と妹のかんなにお説教するんですよ。これ聞く度に改めて仕事頑張らなきゃって思います（笑）」

Q. 保育士さんに対して、卒園式以前はどのような思いを抱いていましたか？
「普段から感謝の気持ちでいっぱいでした！　お迎えの時は『先生、ありがとうございます』といつも言っていた気が……。こばママとも『子どもたちを第一に優先してくれる保育士さんってマジで尊敬するよな』と話していましたし、本当に感謝しかないです！」

Q. 他にも保育士さんに感謝したエピソードがあれば教えてください。
「ゆうなが他の園児と言い合いになり、ケンカしてしまった時のことです。先生は『おうちでもゆうなちゃんのお話を聞いてあげてくださいね。ゆうなちゃんは悪くないんです。もちろん、相手のお友達も悪くなくて、ちゃんと仲介できなかった私のせいなんです』と、まるでケンカした両者の保護者のように謝ってくれたことがありました。

　この時はゆうなも先生がかばってくれていると察し、『先生は悪くないよ！　ゆうながごめんなさい！』と謝罪。人間味のある優しい先生のもとで、ゆうなにも『人を思いやる心』が育まれていると感じました」

Q. 心に残った読者の感想や感じたことを教えてください。
「同じ思いを持った人が多かったことに感激しております。また、『ぜひ、こばぱぱの革命軍に参戦したい！』と意思表明していただいたコメントを見てさらに感動。微力ではございますが、“保育士さんの現状”についてもっと発信していきたいと感じました」

（Hint-Pot編集部）