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バナナは1日何本までOK? 種がなくなった理由とは 豊富すぎる栄養素を再確認

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

うっかり朝食を食べられなかった時も 脳に栄養

乳製品と相性が良い(写真はイメージ)【写真:写真AC】
乳製品と相性が良い(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 人が活動するためのエネルギー源には糖質の他、タンパク質と脂質があります。最も早くエネルギーに変わるのは糖質です。また、脳を働かせるエネルギーは、糖質の単糖であるブドウ糖だけ。バナナは果物に多く含まれる果糖の他、ブドウ糖からなるさまざまな糖質も含むため、集中力や記憶力など脳の働きが活発になることも期待できます。

 さらに、糖質を主成分とするごはんよりもGI値(食後血糖値の上昇度を示す指数)が低いため血糖値の上昇がゆるやかで、腹持ちも良いとされています。

 ビタミンB6も豊富に含み、近年「幸せホルモン」として注目されているセロトニンを作る手助けをします。セロトニンの材料となるトリプトファンを多く含む牛乳や乳製品と一緒に摂取するとより良いでしょう。

 新年度の慣れない生活でストレスを感じていたり、時間がなくてつい朝食を抜いてしまったりする人は、皮をむくだけで食べられるバナナを上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。ただし、食べすぎには注意が必要。1日に1本を目安にしましょう。「これだけ食べていればOK」というものはありませんから、バランスの良い食事を心がけるのが一番です。

(Hint-Pot編集部)

和漢 歩実(わかん・ゆみ)

栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾