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漫画

「周りに配慮して」 花粉症のつらさを知らない上司の一言 傷付いた漫画に17万人共感

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

漫画のワンシーン【画像提供:青木ぼんろ(@aobonro)さん】
漫画のワンシーン【画像提供:青木ぼんろ(@aobonro)さん】

 春の訪れとともに悩まされる人も多い「花粉症」。鼻水やくしゃみ、涙など症状はさまざまですが、花粉症ではない人はそのつらさを理解することができず、時に心ない言葉を浴びせてしまうことも。花粉症で悩む人からそうでない人へ、“魂の叫び”を描いた漫画が17万件以上の“いいね”を集める大きな反響を呼んでいます。作者の青木ぼんろ(@aobonro)さんにお話を伺いました。

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花粉症じゃない上司 くしゃみが止まらない部下に対し…

 会社員として働く傍ら、ツイッター上で漫画を公開している青木さん。日常の一コマを独自の視点で切り取った作品は、コミカルな作風やそのシュールさがクセになるものばかりです。先日大反響を呼んだ漫画は、自身が長年悩まされている「花粉症」に関するエピソードでした。

 ある日、オフィスで仕事中に花粉症によるくしゃみが止まらなくなってしまった青木さん。薬を服用していたにもかかわらず、症状が治まる気配は見られません。おまけに、薬の副作用で頭までぼーっとしてきました。

 そして、鼻をかもうとティッシュに手を伸ばした時でした。右隣に座っていた上司から「うるさいよ」という一言が。さらに、青木さんに対し心ない言葉を次々と浴びせました。

「花粉症なのは知ってるけどさぁ、音がすごいよ。ちゃんと薬とか飲んでるの? 最近の薬ならほぼ症状出ないんでしょ? できる限り周りに配慮してくれや」

 対策はきちんとしているにもかかわらず、一方的に理不尽な注意を受けた青木さん。ここまで何も反応をしていなかったため、「おーい話聞いて……」と上司の言葉はさらに続きますが、その瞬間に青木さんは「花粉症をなめるな……」という思いとともに鬼の形相で上司をにらみつけるのでした。

 花粉症持ちがそうでない人に抱く“あるある”の思いを描いた今回の作品。ツイッター上で公開されると、17.1万件もの“いいね”が。リプライ(返信)には、「薬飲んでても効かないぐらい変に強力な日がありますからねー」「花粉症のつらさが分からない人ってマジこれね」「最後の一コマだけにもうすべてがこもってる」など、共感のコメントが殺到しました。

 また、読者からは「ティッシュ使いすぎって言われたこともありました」といったつらい報告や花粉症対策も多く寄せられています。