漫画
「夜に靴をおろすと不吉」 迷信を信じる曽祖母の儀式に仰天 エッセイ漫画にほっこり
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世界中には、昔から言い伝えられているさまざまな迷信があります。縁起が良いものも悪いものも先人の知恵が詰まっており、その由来を知るとその国の文化や歴史を知ることができます。また、日本には「おばあちゃんの知恵袋」という言葉があるように、生活の知恵ややってはいけないことなどの言い伝えが、祖母から教えられてきました。今回は、迷信が原因で一悶着あったご家族の事件簿漫画をご紹介します。また、「夜に新しい靴をおろしてはいけない」理由も深堀り。作者のねこじまいもみ(neko_jima_imomi)さんに詳しいお話を伺いました。
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大切な家族を守りたいからこそ「夜に靴をおろしちゃダメ!」
ねこじまさんは、9歳の長女わっちちゃんに7歳の長男まっちくん、そして1歳の次男おちびくんという3人姉弟のママです。3人の育児で学んだことなどを成長記録として漫画に綴り、インスタグラムに投稿しています。今回ご紹介するのは、「ひぃばあちゃんの悪魔的儀式」というタイトルの作品。
わっちちゃんがまだ4歳だった頃、ねこじまさん一家は夫のおばあちゃん(子どもたちにとってはひいおばあちゃん)の家を訪問していました。その日はちょうど、東京に住むメーカー勤務の義妹も帰省しており、わっちちゃんへのお土産として靴をくれたそうです。すると、わっちちゃんは大喜び! すぐに履きたいとせがみます。
この時、時刻は夕方の6時頃。85歳になるひいおばあちゃんはそれを聞いて、はっと顔色を変えました。
「ちょっと待ちなさい! 夜に新しい靴履くとは何事やね!」
いつも優しいひいおばあちゃんが突然、大激怒! そして、「今それをどうしても履くっていうならねぇ、ばーちゃんが靴の底黒く塗るもんで、はよ貸してぇ!」と、油性マジックペンを手に、すごい剣幕でわっちちゃんに迫ります。そんな迷信など知らないわっちちゃんは大号泣! 義妹はおばあちゃんを必死で止めようとするなど、すっかりカオス状態になってしまったとか。
最終的にはわっちちゃんが「履かないもん!」と宣言したことで、ひいおばあちゃんは納得し事態は収束。とはいえ、ねこじまさんも義妹も「ほんとかんべんしてほしいわ……」と疲れきってしまったのでした。