漫画
家の中でマダニに刺された女性 除去までの実体験漫画が参考になる 有効な予防策は?
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春本番を迎え、ゴールデンウィークも間近。密を避けて野山に出かける計画を立てている人も多いでしょう。でも、そこで気を付けたいのがマダニ。感染症の原因にもなるため、刺されないための予防策や刺された後の処置に注意が必要です。そこで今回は家の中でマダニに刺されてしまったという実体験漫画を紹介します。マダニの生息地は山林や草むら、やぶなどですが、家の中で刺されるケースもあるようです。作者の小池ぬーみん(@numinkoike)さんに詳しいお話を伺いました。
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無理に引っ張ると危険 病院で切開して除去することに
東京都福祉保健局のウェブサイトによると、マダニは山林や草むら、やぶなどに生息し、そこに近づいた動物や人に寄生して吸血します。また、マダニによって媒介される感染症には、日本紅斑熱やライム病などが。重症熱性血小板減少症候群(SFTS)も多くの場合、ウイルスを持つマダニに刺されることで感染しているそうです。
そんなマダニに家の中で刺されてしまったのは、漫画家の小池さん。配偶者さんと猫2匹の家族と自然豊かな土地で暮らしている小池さんは、「山菜採りで食中毒を起こした話」などの実体験漫画を自身のツイッターアカウントで公開しています。
今回話題になった漫画は、右太ももの内側に“できもののようなもの”が現れたことから始まります。猟師をしている配偶者さんに見せたところ、「マダニだよそれっっっ」と驚くリアクションが。しかし小池さんは在宅ワークですから、山には行きません。「というか最近は外ですら出てないのに」と返したところ、配偶者さんは「だから俺は行ってるの!」と強く訴えます。
そこで小池さんが思い返したところ、山から帰宅した配偶者さんが脱ぎ捨てた衣服を拾っていたことに気付きました。「ちゃんと払ったつもりだったのに、服に付いていたんだね……」と申し訳なさそうな配偶者さん。「ワセリンで取れるって聞いたことがある」と試してみますが、マダニは完全にくっついています。ちなみにこの時、無理に引っ張ると危険だそうです。
「マダニよる感染症」が頭をかすめ、不安になる小池さん。病院で診察を受けることにしました。その結果、切開しての除去が決定。マダニに刺された症例として研修医らしき人たちに囲まれながらも、麻酔で痛みもなく処置が終了しました。最後は先生が「たくさん血を吸ってパンパンに膨らんでますよ~」と除去したマダニを見せてくれたそうです。