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家の中でマダニに刺された女性 除去までの実体験漫画が参考になる 有効な予防策は?
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マダニに刺された体験談が続々 有効な予防策は?
この漫画が公開されると5000件以上の“いいね”を集め、リプライ(返信)には同じく刺された体験談が数多く寄せられました。散歩に出た犬が連れてきたという人は「1度目は切開でしたが、今回はマダニ専用のピンセットできれいに取ってもらえました」とのこと。また、家族が刺されたという人は「何か皮膚にできたんだろうって感じで、『虫だよ! 口があるよ!』って言っても信じてもらえず。日に日に大きくなって、色も何とも濁った緑色で」と生々しい状況を報告しています。
さらには「私も子どもの頃へそに噛み付かれ、へそごと切除されました」「顔にでっかいほくろあって『あれ? こんなとこにあったか?』と思っていたら動き出して、血吸ってパンパンになったマダニだった」という報告もありました。
ちなみにその後は配偶者さんもマダニに刺されましたが、かゆさを感じてかいたところ、ぽろりとマダニが取れたそうです。とはいえ、もちろんこれはレアケース。東京都福祉保健局のウェブサイトでは、刺されないために予防が肝心として「長袖や長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻くなど、肌の露出を少なくしましょう」と呼びかけています。
また、衣類は明るい色ならマダニの付着が確認しやすく、化学繊維素材なら付きにくいそう。そして、野外活動後は入浴の際に刺されていないか確認をお忘れなく。「わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)などがポイント」としています。
「体調には問題なかったのですが傷跡が残ってしまいました」
これからの季節には特に気を付けたいマダニの被害。分かりやすい漫画で注意喚起をした小池さんに、詳しいお話を伺いました。
Q. 今回の漫画を描こうと思った理由を教えてください。
「暖かい季節になってきたので、皆さんがお出かけする際はマダニに刺されないよう注意喚起の気持ちで描きました」
Q. 施術はどのくらいの時間で終わりましたか? その後は体調に問題などありませんでしたか?
「15分くらいです。体調には問題なかったのですが傷跡が残ってしまいました」
Q. いつも山に入っていた配偶者さんが当時マダニに刺されなかった理由は?
「今は刺されていますが、山に入る時は暑くても長袖長ズボンを着用して、できるだけマダニの侵入を防いでいるそうです」
Q. この出来事を機に何か家庭でのマダニ対策をするようになりましたか?
「山に入った後はお互いの服をはたき合います。マダニが入りやすい手首や足首、フードの中を特にチェックしています」
Q. 読者からの感想で心に残ったものや感想を読んで気が付いたことなどがあれば教えてください。
「予想以上に皆さんがマダニに刺されていて驚きました。ペットの体に付着していたマダニに刺されるというのは初めて聞きました」
小池さんは自然豊かな土地での暮らしを描いた作品の他、セックスレス問題をテーマにしたコミックエッセイ「結婚してから同じ布団で寝てません」(オーバーラップ刊)も出版しています。これからも気になるテーマの作品を期待したいですね。
(Hint-Pot編集部)