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食べてはいけないジャガイモの見分け方 緑色の皮と芽に注意 冷蔵保存NGの理由とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

ジャガイモ(写真はイメージ)【写真:写真AC】
ジャガイモ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 ジャガイモがおいしい季節になりました。しかし、芽の部分には天然毒素が含まれているため、人間や動物が摂取すると有害になるケースも。また皮が緑色に変色しているものにも注意が必要です。ここでは人間が安心しておいしく食べるコツについて、栄養士の和漢歩実さんにお話を伺いました。

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おいしく安全に食べるために 芽や色をチェック

 ジャガイモにはビタミンCやカリウムなどの栄養素が多く含まれますが、微量の天然毒素も含まれています。ソラニンやチャコニンと呼ばれるもので、多く含まれているのは芽と光に当たって緑色になった表皮の部分。そのため、購入時は芽や色に気を付けましょう。

 そうした天然毒素は「自然毒」とも呼ばれ、外敵に食べられてしまうことを防ぐために作られるそうです。農林水産省は、これらの毒素を食べると嘔吐や腹痛などの症状が出ることがあると注意を呼びかけています。家庭菜園などで作られた未熟で小さいジャガイモには多く含まれている可能性があるので、特に気を付けましょう。

 また、天然毒素のソラニンやチャコニンは茹でても水に浸しても分解されません。芽が出ているものや皮が緑色のもの、傷のあるものは買わないようにしましょう。

 もし芽があれば、その周りも含めてしっかり取り除きます。皮に緑色の部分があれば、周りの皮も含めて厚めにむくことなども大切です。苦味を感じたら食べるのをやめましょう。