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どうぶつ

行かないで…元保護ねこが仕事に行く飼い主を足止め 1万人が同情「もらい泣きしそう」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ドアの前で家族の帰りを待つこむぎちゃん【写真提供:こむぎ日記(@diarykomugi)さん】
ドアの前で家族の帰りを待つこむぎちゃん【写真提供:こむぎ日記(@diarykomugi)さん】

 ねこはお留守番が得意といわれています。単独行動を好む習性や長時間眠ることからそういわれていますが、果たして本当なのでしょうか? 仕事で外出する時、愛猫に挨拶をしたところあまりにも切ない表情を向けられてしまった……という飼い主さんの投稿がツイッター上で話題になっています。家族にお迎えした経緯からお留守番後の様子まで、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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9日間のトライアルを経て家族になったこむぎちゃん

 大きなおみみとぱっちりおめめ、体のハート模様がチャーミングな茶白ねこの「こむぎ」ちゃん。毛並みが良くとても健康的ですが、ほんの数か月前まではお外で暮らしていました。過酷な環境下で幼少期を送っていたこむぎちゃんは猫風邪を患い、弱っていたところを人間に保護されたそうです。

 そして、保護主さんのもとで体調管理をしながら、丁寧なお世話を受けていました。そんな中で出会ったのが、現在の飼い主さんご家族です。

「家族で元々、『ねこをお迎えするなら保護ねこ』と考えていました。そこで譲渡会に参加したところ、その場にいた保護主様がスマートフォンの写真を私たちに見せて、こむぎを紹介をしてくださったんです。家族全員が一目惚れをして、その場でトライアルを決めました」

 こうして2月19日、こむぎちゃんとのトライアル生活がスタート。初日からごはんをたっぷりと食べ、2日目にはかなり慣れた様子でくつろぐようになりました。日々は順調に過ぎて、トライアル9日目には無事に正式な譲渡手続きが完了。正真正銘の家族として迎えることができました。

 寂しがり屋で甘えん坊のこむぎちゃんは、お出かけしている家族をドアの前で待つなど、トライアルの頃からとても家族思いで人懐っこい面を見せていました。それは今も変わらず? いえ、むしろ家族の誰かが家を出る時は「何で行くの?」という表情で扉が閉まるまで見つめ、何かを訴えるように鳴き続けるなど、パワーアップしているかもしれません。