広島県東部に位置し、昔ながらの由緒ある街並みや広陵が織りなす豊かな自然が美しい港町の尾道。多数の映画で舞台にもなり、全国にファンがいる町です。ツイッター上では、夕焼けに染まるこの町を写した圧巻の一枚に大きな反響が寄せられています。撮影者のSHUN（@shun_chan20）さんに、撮影時の工夫や自身の作品テーマなど詳しいお話を伺いました。

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「偶然に出会えた場所」で切ったシャッター　“空”にこだわり構図を調整

　夕焼けに染まる空とオレンジ色の温かな光に包まれる尾道の町。写真全体のスケール感はさることながら、青空から夕空へ変わっていくグラデーションとその美しさは圧巻です。この場に居合わせると、きっと誰もが心を揺さぶられることでしょう。

　この一枚はSHUNさんが昨年の秋に撮影しました。ロケーションは当初の予定にない「偶然に出会えた場所」だったそうです。

　SHUNさんが撮影にあたってこだわったのは、やはり空の景色。「雲がすごくいい具合になっていた」と語る夕焼け空で、構図の半分以上を占めることにしました。もちろんそこには、尾道の街並みもきれいに収めています。

　そうして絶妙なバランスで収めた絶景を前に、愛機の「キヤノンEOS Kiss x9i」でシャッターを切りました。またこの時のレンズは「EF-S 18-55mm」だったそうです。

「夕焼け空と尾道の町を見られるこの場所で、ふと立ち止まって景色を見てもらえるといいな」

　SHUNさんがそう願いを込めて撮影した今回の写真がツイッターで公開されると、わずか2日で9500件以上の“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「青とオレンジの空のグラデーションとても素敵です」「夕焼け最高ですね」「この場にいたら涙出るかも」といった称賛や感動の声に加え、海外からも反応が寄せられています。