一見、モダンにも映る透明ブルーのティッシュケース。しかしよく見ると、取り出し口の傍らには白熊が佇んでいます。そう、これはティッシュの色合いと形状をうまく生かしたアイテムで、その名も「氷山になるティッシュケース」。ツイッター上では25.9万件もの“いいね”を集める大反響を呼んでいます。投稿者でクリエイターのミチル（@mitiruxxx）さんに着想のきっかけなどお話を伺いました。

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「ティッシュが氷山に似ている」　ただし使えば使うほど…

　その見た目が楽しくかわいらしい「氷山になるティッシュケース」。ただし側面から見ると、その発想に思わずハッとさせられます。ティッシュを使えば使うほど、氷山がなくなっていくという構造。ティッシュを使い切ってしまうと、白熊が暮らす北極海は最終的にどうなってしまうのか……。

　ミチルさんによると、このティッシュケースはCG（コンピューター・グラフィック）と実物を織り交ぜて制作されたものだそう。「『ティッシュが氷山に似ている』と思い制作しました」と着想のきっかけを話します。また制作する上でこだわった点については、「より氷山っぽく見えるよう、ティッシュケースの上部を水面っぽくしました」とのこと。

　地球温暖化の影響がずばりそのまま表現された今回のティッシュケースがツイッター上に公開されると、25.9万件もの“いいね”が。リプライ（返信）には「これはさすがに天才すぎると思う」「ティッシュ取りたくなくなる……」とミチルさんの発想に驚愕する声に加え、「ぜひ販売の検討を」「切実にこれほしい」といった商品化を望む声も多数寄せられました。