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漫画

既婚者から「俺とかどう?」 切り返しに困った時の返事を伝授する漫画に1万人共感

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

切り返しのシリーズは他にも 曖昧に流さないことも重要

 また、かっぱ子さんは今回漫画に描いた「家訓シリーズ」と「遺言シリーズ」以外にも、切り返しのパターンを持っているそうです。

○事務所シリーズ:「プライベートなことは事務所NGですので」「事務所のマネージャー通してください」「『週刊文春』の記者がどこにいるか分からないので」など、芸能人のふりをする。
○会社人事シリーズ:「こういうご時世なので、プライベートについて話さないように人事から厳重に注意されていてすみません」など、会社の方針のせいにする。

 前者はネタとしての軽いトーンが、後者は演技力が必要かもしれません。また後者は、無下にできない相手から2人での飲みにしつこく誘われた時にも使えるのだとか。

「穏便に断りたい時は『会社の方針が変わって2人飲みはできず、必ず上司が同席することになりました。バレないかもしれませんが、会社の指示はきちんと守りたいので申し訳ございません』などと言って、『今忙しいのですが、ぜひ今度飲みましょう』と曖昧に流さないようにしていました」

 なるほど……と感じる人も多いでしょうが、やはりそもそもは、こうした切り返しを不要とする社会が理想ですよね。

「これは数年前の話ですが、令和4年の今もこんなに反響があるということは、まだまだこういうことが多いのかも……と思いました。もちろんない方がいいのですが、自衛もできないので、(この漫画が)誰かの引き出しの一つになればいいなと思います。また、『自分は絶対大丈夫! “セクハラする側”になるわけがない』と過信する人が一番危ないと思うので、年齢や性別、立場は関係なく、私も一層気をつけようと改めて思いました。

 うまく返そうと思わなくても良いと思いますが、悩んでしまう気持ちもすごく分かります。その職場やお酒の席で、ご自身のゴールは何でしょうか。『IPPONグランプリ』のような大喜利切り返し大会ではないはずなので、ゴールは何かいったん考えてみるのも良いかもしれません」

 この「職場やお酒の席でのゴールを考える」ことは、誰かが困っている場面に第三者として立ち会った時にも有効な方法といえるでしょう。「場が和んでいるから」と思うこともあるでしょうが、当事者は困っています。そこでさりげなく話題を変えるなど、できることはいろいろとあるかもしれませんよ。

(Hint-Pot編集部)