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職場の嫌いな上司あるある「態度があからさまに違う」「機嫌が悪いと対応が冷たい」
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職場の上司について、いつもあれこれ考えるのは部下の性。おおらかで気の良い上司なら仕事へのモチベーションも上がりますが、一度嫌いになってしまうと日々のストレスは相当なものです。働く男女を対象にした調査を見てみると、元々の人間性に問題がありそうな上司も……。常日頃から苦労している皆さんの声を聞いてみましょう。
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上司でなくても評判が悪い行動も「常に話口調が命令形」
株式会社ビズヒッツが運営するメディア「Biz Hits」は2020年12月、30~60代の働く男女500人に「嫌いな上司の特徴」と「上司との関わりで嫌なこと」に関するアンケート調査を実施しました。
まず「職場に嫌いな上司がいる」という設問で「YES」と答えた人は、73.2%の366人に上りました。この366人に「上司のどんなところが嫌いか」を尋ねる設問(複数回答)では以下の結果となっています。
【1位「相手によって態度を変える」47人】
「お気に入りの部下ばかり優遇し、気に入らない部下にはすぐに難癖をつける」(40代・男性)
「上司の上の人間がいる時といない時の態度があからさまに違う」(30代・女性)
これは上司でなくても評判が悪い行動の1つですね。好き嫌いなどでのえこひいきや冷遇は気分が良いものではありません。会議などで特定の部下の意見しか聞かないなど、周囲は意外と気付いているものです。また、上司が相手の立場によって態度を変えるタイプだった場合、いざという時に部下を守ってくれなさそうで信用できないかも。
【2位「仕事を押し付ける/仕事をしない」44人】
「自分がしたくない仕事は、手間をかけてでも他人の仕事にしようとして押し付ける。そんな手間をかけるならやった方が早いよと思う」(40代・女性)
「仕事を押し付けるのに、自分の手柄のように振る舞う」(40代・女性)
こうした「自分さえ良ければいい」タイプは、行動による利益がわずかな時間や手間などせこければせこいほど周囲の呆れを誘いがちです。手柄にしても、とてつもなく大きなものなら「そこまでやれるとは」と感覚の違いや野心を先に感じることもありますが、小さなものなら能力のなさを裏付けている面も。いずれにせよ、ずるい考え方をする上司は尊敬できないため、仕事へのモチベーションも上がりませんよね。
【3位「高圧的/偉そう」42人】
「常に話口調が命令形」(30代・女性)
「部下を叱る時に威圧的な雰囲気を出すところが嫌い」(20代・男性)
「やり方が分からない仕事を振られ説明を求めると、『使えねーな』と聞こえるように言ってくる」(20代・女性)
職場での立場が上だからといって部下に対して偉そうな態度。度が過ぎるとパワハラやモラハラに該当する可能性もあります。「部下を指導しなければならない」という気負いから強気の態度に出てしまう人もいるでしょうが、部下が嫌な思いをしてやる気をなくしてしまっては元も子もありません。言った分だけ「言えるほどの能力があるのか」と厳しく見られていることも、自覚した方がいいかも?
また、4位以下にも以下のような声が寄せられています。
「機嫌が悪いと対応が冷たくなり、場の空気を悪くさせる」(20代・女性)
「既存の仕事の進め方、今まではこうしてきた……などに縛られて、新しい効率的なシステムを受け入れようとしない」(30代・男性)
「部下がミスするのを楽しみにしていて、ミスを見つけたら『来た来た』とばかりに嫌味ったらしい説教をする」(50代・女性)
「自分では何も解決しようとせず、すぐ人にやらせようとする。管理職のくせに責任を取ろうとせず、むしろ社員に押し付けようとする」(20代・女性)
「お客さんの前で、遠回しに他のスタッフの悪口を言う」(30代・女性)
「自分の思い通りに人が動かないと厳しく叱責する」(30代・女性)
「自分が遅刻した時はしれっと出勤するのに、部下が遅刻すると鬼の形相で叱り付ける」(30代・女性)
元からの人間性を疑いたくなるようなものも……。上司と部下とはいえ「人間関係」の一部です。身内や友人にやらないことを、部下にならやっていいわけではありません。やはり相手の立場や意見を尊重する気遣いが必須ですよね。