漫画
娘の一言に不安を覚えた父 誤解と安堵が交錯する漫画に共感の声「分かりすぎて泣ける」
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4月から新学期が始まって1か月。ゴールデンウィークも過ぎ、子どもたちの学校生活もそろそろ落ち着いてくる頃ですよね。「うちの子、お友達と仲良くできているかな?」と子どもの人間関係が気になってしまうママやパパは少なくないでしょう。そこで今回は、子どものふとした発言をきっかけに学校での人間関係について気を揉むことになったパパが描いた漫画をご紹介します。娘を思う親心には、「泣ける」と共感の声が殺到しました。作者のグッドスリープ(good.sleep7416)さんに詳しいお話を伺いました。
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娘の一言が気になりすぎて学校に偵察へ…
娘3人と息子1人を育てるパパであるグッドスリープさん。たくさんの共感を呼んだのは、長女あひるちゃんとのエピソードです。
「お父さん……私スゴいんだよー」
ある日、あひるちゃんはグッドスリープさんの首元に抱きつき、甘えながら学校での出来事をお話します。
「昼休みにみんなで鬼ごっこしてるんだけどねー? 私、一回もタッチされたことないんだよー?」
新聞を読みながらそれとはなしに話を聞いていたグッドスリープさんでしたが、“一度もタッチされたことがない”というあひるちゃんの言葉がふと引っかかります。そして次第に悪い想像をめぐらせるように。
翌日、会社で仕事をしていても、気になってそわそわと落ち着きません。結局、小学校のそばに取引先の会社があることを思い出し、挨拶に行きがてら、娘さんの様子を偵察しようと決意しました。
学校に到着すると、時間はちょうどお昼休み。校庭ではたくさんの子どもたちが遊んでおり、その中にはお友達と鬼ごっこに興じる愛娘の姿が。グッドスリープさんはそーっと様子を見守ります。
すると、あひるちゃんは友達にタッチされてしまいました。そして言葉通り、これまでタッチをされたことはなかったからか、初めて鬼役になってしまったことが悔しくて思わず泣き出してしまったあひるちゃん。そんな愛娘の周りにはすぐに笑顔の友達がたくさん集まり、慰められていました――。
「これから先も……
逃げても、隠れても……
どんなに遠くへ行ったとしても……
手を伸ばし、肩を叩いてくれる仲間に、ずっと恵まれますように」
漫画の最後に記されたグッドスリープさんの“願い”に共感した読者さんは多かったよう。コメント欄には「分かりすぎて、泣けます」「つい、“よもやよもや”の方向に考えちゃうのが親心ですよね」「子どもがかわいいからこそ膨らむ想像、分かるわあ。私も保育中の息子を見に、公園覗きに行っちゃったこと有り」「うちの息子も、最近初めてお友達の家にお呼ばれして私の方が浮かれました(笑)」など、100件以上の感想が集まりました。
中には「子どもの頃、父に『昨日、グラウンドで◯◯してたでしょ? 父さん魔法使いだから見えるんだ』と言われたのを思い出しました」と、親に見守られていたという自身の子ども時代の体験談を語る人も。親が子どものことを心配でたまらないのは、いつの時代も共通しているのかもしれません。