漫画
店内で騒ぐ子ども 一言で黙らせた母を見かけた漫画に約3万人が共感「不変の怖さ」
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大反響は「全国民が藤子不二雄A先生の作品を愛している証拠」
コニシさんにその後の親子の様子や反響について伺いました。
Q. 今回の出来事を漫画に描こうと思った理由を教えてください。
「近所のカフェで漫画を執筆中、隣に親子連れがいて『にぎやかだなあ』と思っていたんです。そのうちに1人で走り回ろうとする男の子に対して、お母さんが言ったあの一言につい笑ってしまいました。『これは漫画にしよう』と思って、作業をすぐに中断してその場で描き始めました」
Q. 男の子はその後どのような様子でしたか?
「不満そうにしながらも、お母さんの隣でおとなしくしていました」
Q. 親子のやりとりを見た時の心境を教えてください。
「まず、こんなに小さな子が『笑ゥせぇるすまん』を知っていることにびっくりしました。それに、お母さんも若い方だったのでそちらにも驚きました。『家で見せているんだ!? どこかで再放送してるのかな?』と疑問がたくさん浮かびましたね。ただ一番は、喪黒福造というキャラクターの怖さと物語の魅力が、どの世代にも通用するものなのだということに感動しました」
Q. コニシさんご自身が子どもの頃に怖かったものは?
「親に言われたわけではないのですが……。なぜか『キテレツ大百科』のアニメを観ると恐怖心を感じるという謎の症状がありました(笑)。こちらはF先生ですが、藤子不二雄先生の作品には何か不思議な力があるのですかね……」
Q. 心に残った読者の感想があれば教えてください。
「見かけた出来事をそのまま漫画にしただけなので、まさかこんなに読まれるとは思わずびっくりしました。たくさんの方が反応してくださるのは、全国民が藤子不二雄A先生の作品を愛している証拠だなぁと思いました。
また、『喪黒福造は大人でも怖い』『自分も子どもの頃に「笑ゥせぇるすまん」を観てトラウマになった!』という方も多かったです。でもそれは『嫌い!』ではなく『分かるー!』という共感を込めたコメントでしたね。
『鬼に電話すると言われて怖かった』など、他パターンの体験談もあって、昔も今も世のお母さんたちがあの手この手で子どもたちに言うことを聞かせようと苦労している様子が感じられて微笑ましかったです(笑)」
“怖い存在”を使うしつけに関しては賛否両論がありますが、こうして共通の話題として盛り上がれることがあるのも楽しいところ。子どもの成長や心のバランスを見ながら、柔軟に対応していくのが良さそうですね。
(Hint-Pot編集部)