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全速力で帰宅したが不在票…置き配の本格普及前を描く漫画に10万人爆笑 「切ない」
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「予定を狂わす定時後の会議開催に断固として反対しています」
作者の青木さんに、今回の作品を描いた理由や虚無感に襲われた時の心境などについて、お話を伺いました。
Q. 今回のテーマで漫画を描いた理由を教えてください。
「今でこそ大手通販サイトで商品を購入する時は必ず置き配していますが、ふと『そういえば昔は配達時間との戦いだったなぁ』と思い出し、その時のことを漫画で描いてみました」
Q. 漫画はご自身の体験談ですか? 急いで帰ったのに不在票が入っていた経験は何回くらいありますか?
「今回の作品は3年くらい前の実体験になります。また、急いで帰ったものの不在票が入っていた経験は2、3回ですかね……。どうしても急な会議などで若干遅れてしまって……ということがありました。予定を狂わせるような定時後の会議開催に、私は断固として反対しています」
Q. 最後のコマで虚無感に襲われています。この時は実際に何を考えていましたか?
「再配達を依頼する申し訳なさや面倒くささ、希望が絶望に変わったことなど、さまざまな思いや感情が一気に私を襲い、何も考えられなくなりました。まさに虚無ですね」
Q. 置き配が本格的に普及していなかった頃に工夫していたことが他にもあれば教えてください。
「基本的に土日受け取りで対応していましたが、土日出勤もあった繁忙期はコンビニ受け取りもよく利用していました。ただ自宅からコンビニまで距離があったため、重量があった時は帰り道がつらかったですね」
Q. 漫画のテーマを考える際にこだわっていることがあれば教えてください。
「『友達が漫画を見て笑うかどうか』ですかね。面白い、悲しい、腹が立ったなど、日常生活で心が動いた瞬間を『友達にどう話したら笑ってくれるのか』を常に考えます。それを頭の中の友達に話して笑ったら漫画にします。頭の中の友達が真顔ならボツです」
Q. 心に残った読者の感想があれば教えてください。
「運送業者の方などもリプライをくれて、『配達拠点に近いとそうなる』といったありがたい情報もいただけました。他にもいろいろな感想をいただきましたが、もちろん指定時間に間に合わなかった自分が100%悪いと思っております。今回の作品では、ただただやりきれない『虚無感』が伝わってくれたらうれしいと思いました」
(Hint-Pot編集部)