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生き物の魅力を伝えたい 高校生水族館館長のSNS投稿に9.6万人衝撃 「何で実演…」
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高校3年生で水族館の館長に就任! 将来は生物多様性の保全が夢
実は亀井さん、現役高校生ながら福岡県柳川市にある「やながわ有明海水族館」(@ariake_aquarium)の館長に就任しています。NPO法人「SPERA森里海 時代を拓く」が管理運営している同館は、小規模ながらもアットホームな雰囲気や子どもから大人まで楽しめる多数のアクティビティが人気を博しています。
「水族館めぐりをしている中でやながわ有明海水族館にたどり着き、常連になるうちに水族館の手伝いを始め、副館長を経ていつの間にか館長になりました」
館長としての業務内容は受付やメンテナンスに加え、魚取り(水族館への補充)、お客さんへの解説、イベント開催と多岐にわたるそうです。
「ここの見どころは、柳川の希少な淡水魚、有明海のユニークな生き物、マニアックな生き物などなどたくさんの生き物を展示しています! 子ども職員制度というのもあり、生き物好きな子どもにはもってこいです!」
館長として積極的に水の生物の啓発活動を行っている亀井さん。そもそも、一体どのようなきっかけで生き物を好きになったのでしょうか。
「『沖縄美ら海水族館』(沖縄県国頭郡本部町)がきっかけで水族館に魅了され、水族館めぐりの中でやながわ有明海水族館にハマり、そこで淡水にも知らない生き物や知らない世界が広がっているんだと知りました。家が地方にあったので昔から川は身近な存在でしたが、その身近な川に広い世界が広がっていることに感動して魚にハマり、最近は生き物全般が好きです」
将来の夢を聞くと、「生物多様性の保全に携わりたいです。今やっているような啓発活動かもしれませんし、他のことかもしれません。大学は農学部に進学したいと思っています」とのこと。
そんな亀井さんに“おすすめの生き物”を伺ったところ、「ニッポンバラタナゴ」を挙げてくれました。二枚貝に産卵する特殊な生態を持つ日本固有の淡水魚で、シオマネキと同様に現在は個体数を減らし「絶滅危惧IA類」に。外来種との交雑などが影響しているとされています。
館長の業務に奔走しながらも、生き物の魅力を日々吸収している亀井さん。これからどんな魅力を伝えてくれるのか、活動からますます目が離せません。
(Hint-Pot編集部)