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お迎え時に子どもが遊んで帰らない…父の“秘策”に感心の声 「親御さんたちのヒーロー」
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子どもが保育園や幼稚園に通い始めると、保護者には「お見送り」と「お迎え」というルーティンが増えます。どちらもにぎやかな“騒ぎ”が発生しがちな場面ですよね。特にお迎えの時にあれやこれやで長引いてしまうと、帰宅後に家事などをする時間がなくなってしまうことも……。子どもに一刻も早く帰宅してもらうには、一体どうすればいいのか? そこで“秘策”を考えついたパパの実体験漫画が、ツイッター上で前後編合わせて約2万件の“いいね”を集めています。作者のゆーぱぱ(@too6mi)さんにお話を伺いました。
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このままでは寝不足確定…繰り出した“秘策”とは
ゆーぱぱさんは長女で7歳のゆあちゃんと次女で3歳のつむちゃんを育てるパパ。共働きのため、家事と子育ては配偶者さんとできる限り分担するスタイルです。ゆーぱぱさんの本職は会社員ですが、子育てに関するエピソードを漫画にしてツイッターとインスタグラム(yuupapa.ikuji04)上で発表しています。
今回話題になった作品は、昨年5月につむちゃんをお迎えに行った時の出来事を描いたもの。その年の4月から保育園に通い始めたつむちゃんや園児たちには当時、帰宅時に必ず園庭で遊ぶという「末恐ろしいくだり」があったそうです(※漫画ではマスクの描写が省略されています)。
その日も園児たちはいつものように遊び始めましたが、対照的に周囲の保護者たちはどんよりムード。もちろん、ゆーぱぱさんも同様です。保護者たちは「帰ろうよ」とそれぞれ子どもに言っているようですが、園児たちにはどこ吹く風。
「このままではここにいる人全員、夕飯とか風呂とかいろいろ遅くなって、寝不足確定だ」
そう考えたゆーぱぱさんは、ある策を思いつきました。それは「門までどっちが早いか競争」。そこで「つむ! 門まで競争しよう! よーいどん!」と声を張り上げ、走り出しました。すると周囲の保護者も展開に衝撃を受けながらも「あの子競争だって」「よぉーしみんな門まで競争だ」と相乗り。無事に全員が園庭から離れました。
ちょっぴり気恥ずかしさはあったものの「奇跡的に他の保護者も救った形になった」ゆーぱぱさん。しかし、真のトラップは次に待ちかまえていました。自動販売機を見つけたつむちゃんがリンゴジュースを欲しがって号泣し、その場に座り込んでしまったのです。結果、ゆーぱぱさん親子だけ帰ることができなかったそうです。
前後編に分けてツイッターに投稿されたこの漫画は、合わせて約2万件の“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「お迎えあるあるですね」「この時間の30分はほんといろいろ後が大変」「リンゴジュースは分かりすぎる!」「親御さんたちのヒーローですね!」など、保護者仲間から共感の声が殺到しています。
さらには「『毎日公園で1時間くらい遊んで帰る』『登園前に公園で遊ぶルーティンになってる』と聞いて、『ヒィ……!』と驚いた経験があります」「うちもやってます。夏は園庭、今頃は園内にある小さなアスレチック……通称“園児ホイホイ”」「うちもお迎え後はみんな親に荷物と帽子押し付けて園庭に走り出します……。暑い日とか寒い日とか地獄です……」など、子どもたちのあり余る体力に翻弄される状況も多数明かされていました。