10匹以上ものねこがシッポをピーンと立てながら、カメラに向かって前進！　まるでねこたちを主人公にした映画のワンシーンのようです。迫力満点のこの写真は、写真家の山本正義（@nekoiroiro）さんが撮影したもの。ねことの絶妙な距離感が見事なこの一枚はどのようにして撮影されたのでしょうか？　普段の活動なども含め、山本さんに詳しいお話を伺いました。

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2014年頃に瀬戸内海の島で撮影　鳴き真似をしてみたら…

　山本さんが「しっぽ！　tail」という一言を添えてツイッター上で公開したこの写真。2014年頃に瀬戸内海のある島で撮影されたものです。

　それまでこの島に何度か足を運んだことがある山本さんは、ねこたちと“顔なじみ”だったのだそう。この日は早朝に島に到着。鳴き真似をしながらねこに近づいていくと、山本さんに向かってシッポを立てながら近づいてきました。山本さんはこの瞬間を「思い出すと今でも胸がジーンとします」と振り返ります。

　実はこの鳴き真似、山本さんが撮影に際して大事にしている“ねことのコミュニケーション”なのだとか。人間の鳴き真似に反応して、気分が乗っていれば近づき、嫌なら来ない。そうした好き嫌いがはっきりしているねこの特性を山本さんは特に尊敬しているそうです。

　そんなねことの自然体な関係を意識した写真がツイッター上で公開されると、1万件もの“いいね”が。リプライ（返信）には、「きゃわいい選手入場」「ねこちゃんの群れかわいいですね！」「大好きな人が来たんだね」など、ねこのかわいらしさに心を奪われた人たちからの声が多数寄せられました。

　また、「BGMつけたら絶対かっこよくなるやつ」「かわいい『クローズZERO』笑」「『ウエスト・サイド・ストーリー』みが半端ない」といった、映画のワンシーンを思い浮かべたという声も多く集まっています。