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初対面で好印象を与える挨拶とは 効果的な自己紹介を考える方法 現役アナが指南

公開日:  /  更新日:

著者:和田 奈美佳

現役アナウンサーの和田奈美佳さん【写真提供:和田奈美佳】
現役アナウンサーの和田奈美佳さん【写真提供:和田奈美佳】

「第一印象は数秒で決まる」との説もありますが、分かりやすくユーモアのある挨拶と好印象を与える話し方は、その後の人間関係に大きな影響を与えるでしょう。短時間で相手に親しみやすさや安心感を与えながら自分を分かってもらう“自己紹介”とは? そのポイントをうまく作る方法について、現役アナウンサーの和田奈美佳さんが分かりやすくアドバイスします。

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好印象には3つの要素が必要

 新年度が始まって、早くも2か月が過ぎようとしています。春に職場環境が変化した人も、連休中はほっと一息つけたのではないでしょうか? これから夏までも、多くの出会いが待っていることでしょう。

 春から今頃にかけて多く寄せられるお悩みに「新天地での“自己紹介”をどうしたら良いのか」というものがあります。そこでまずは、どういう人が相手に好印象を与えるのか知っておきましょう。皆さんは「メラビアンの法則」をご存じでしょうか?

視覚、聴覚、言語の3つの観点からの実験を数値化した「メラビアンの法則」【画像提供:話し方研究室】
視覚、聴覚、言語の3つの観点からの実験を数値化した「メラビアンの法則」【画像提供:話し方研究室】

「メラビアンの法則」とは、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の心理学者アルバート・メラビアンが1971年に提唱したコミュニケーションの法則。「話し手のどのような情報が聞き手の印象に影響するのか」を視覚・聴覚・言語の3つから実験し、数値化しています。その結果、視覚情報(表情や姿勢、態度)55%、聴覚情報(声の大きさやトーン、話し方)38%、言語情報(話の内容)7%という結果になりました。

 視覚情報が55%という結果から、まずは「見た目が大切」だと分かります。しかし、話の内容(言語情報)と声の大きさやトーン(聴覚情報)を合計すると45%になるのも重要なポイント。つまり、自身の伝えたい内容を的確に表現する話し方を習得できれば、外見にプラスしてより好印象を与えられるということになります。